白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

法学部

語学について

法学部で学べる各語学科目について説明します。選択する場合の参考にしてください。

ドイツ語

フランス語と並び、法学部での専門的な学修と切り離せないのがドイツ語です。いまドイツはヨーロッパの政治経済で中心的・主導的な役割を担っており、歴史的にみても学べることはとても多いです。憲法・行政法・民法・刑法などの理念や仕組み、内容、解釈、法律用語に至るまで、日本は大きな影響を受けています。なお、意外にも、綴りや発音は日本語話者にとってやさしいです。サッカーなどのスポーツや音楽が好きな人は、選手の名前や記号の意味もわかるので楽しいですよ。

フランス語

フランス語は、世界29カ国で公用語とされている国際言語であり、その数は英語に次ぐ第2位です。マカロン、カフェ、アトリエ、モードなど、文化・芸術関係を中心に、日本人に馴染み深い単語もたくさんあります。また、法律学とも関係が深く、ナポレオンのもとで制定された諸法典は、世界最初の近代法典ともいわれています。明治期には、パリ大学のボアソナードが日本に法律学を伝え、民法や刑法の制定に関わるなど、フランスの影響を抜きに日本の法律を語ることはできません。

スペイン語

スペイン語は、母語話者数としては中国語に次ぐ世界第2位の言語となっているほか、国連やユネスコ、ILO(国際労働機関)といった国際機関においても公用語とされています。また、母音の数が日本語と同じく5種類となっていることに加え、単語のほとんどがローマ字読みであることから比較的馴染みやすい言語といえるでしょう。スペイン法は古代ローマ法や、中南米の法制度と関係が強いこともあるので、興味がある方は第2外国語の候補に入れてみてください。

中国語

中国語は漢字を使いますが、日本語とは発音も意味も違います。言葉の意味の外、同じ音でも四種の異なる発音のどれで発音するか等、覚えることも多いのが特徴です。また中国は共産主義なので自由主義国と法律も異なります。他方、中国法は古代から近世にかけ、日本に多大な影響を与えました。大宝律令などその例です。律は刑法、令は行政法です。法治国家たる日本を形成した律令制が明治期に復活する等、中国法と日本法には深い結び付きがあります。

英語(※第二外国語としては留学生のみ受講可ですが、法学との関連を説明します)

日本の法制度のうち、憲法、刑事訴訟法、独占禁止法などは特にアメリカやイギリスの法制度の影響が強いといわれています。
「プライバシー」のように、英語がそのまま日本の法律用語になった例もあります。
英語は、世界でも話者が多い言語なので、法律の世界でも通用範囲が広い傾向にあります。例えば、日本の企業は多くの物品やサービスを海外から輸入し、また輸出していますが、その際には英語で契約書が作られることが多くあります。

さらに、大学での英語学習一般についても説明します。

大学での英語学習について

皆さんは、大学の英語の授業をどんなようなものと想像していますか?楽しみだなあと思う人もいれば、必修科目だから仕方なく、かもしれません。中には高校の時から苦手だったんだよなあ、嫌いだから法学部を選んだんだよ、など若干ネガティブな人もいることでしょう。そうした色々な気持ちを持ったみなさんが授業というひとつの空間に集うわけですが、なんであれ、この機会に是非自分にとって「英語を学ぶ意味とは何か」をまずは考えてもらえたらと思います。これまで、皆さんは英語というと大学受験のために、、、と考えていたのではないでしょうか?では受験が終わって大学に入学したら、今度は一体何のために英語を学ぶのか、これは実は皆さんが自分で決めることです。もちろん「学ばない」という選択肢もあるにはあります。とはいえ、1年生はリーディングとオーラルで週2回、2年生は週1回の総合英語、という必修科目が白鷗大学法学部にはあります(総合英語は自分で好きなクラスを選択します)。よってその分の時間を費やすわけですから、出来れば仕方なくではなく、自分のために何が出来るかなと考えて、それぞれの学びに活かしてほしいと思います。

授業は担当の先生によって進め方、内容は若干異なりますが、科目全体として皆さんと共有しておきたいことがあるのでそれらを以下に記します。

最初に、間違えることは決して恥ずかしいことではありません。やや難しい表現ですが、第二言語習得においては失敗を恐れず言語を使用することでその運用能力が伸びると考えられています。法学部の英語クラスはレベル別クラスではないので、自分は他の誰かよりも英語ができない、恥ずかしい、話したくない、ああ心配、と思っている人がいるかもしれません。しかし人、つまり他の誰か、と比べる必要はありません。授業が終わった時に、始まる前よりも各自が自分の成長を感じられることが重要なんです。もう受験ではないで見えない誰かと競争する必要はありません。クラスのメンバーや友人同士で、できるようになったところをお互い認めあって、是非それを喜び、そして分かちあってください。

次に、わからないことを誰かに聞くことは何ら恥ずかしいことではありません。学習において他者に助けを求めるということは、これまたやや難しい表現ですが、学習方略(学習効果を高める意図的な工夫)のひとつと見なされています。困ったことがあったり、わからない時には遠慮なく、先生やクラスの誰かに聞いてください。そして、協力して学びを深めていきましょう。

また、語学の授業なのでグループで活動することもあります。そうした際、相手を尊重する気持ちを必ず持ってください。自分が一生懸命話したことに対して否定的な意見を言われたとしたら、嫌な気持ちになるだけでなく、もう発言するのをやめようと思ってしまうでしょう(少なくとも自分ならそう感じてしまいます)。もちろん、異なる意見を持つことも大事です。しかし、それと相手をアタマごなしに否定することとは決して同じではありませんし、違ったからといって自分の意見が間違いだったんだと思う必要もありません。むしろ違う意見や考えを持つのは当然のことなのですから、自分の意見も相手の意見も共に尊重して、よいコミュニケーションを取れるようにしましょう。

そして、クラスの人たちからたくさんの気づきを得てください。とはいえ、中には色々な人と話をするのが苦手な人もいるかもしれません。そこは無理しすぎる必要はありません。ただ、苦手だなと思うこともできる範囲でやってみているうちに楽しくなってくることもあります。大学を卒業したら社会に出ますよね?そして、色々な年代、性別、もしかしたら国籍も、の方々とコミュニケーションをとって共に働くことになるかもしれません。そのためにも、少しずつ慣れておくことも必要なのではないでしょうか。ちなみに世界中の絶対人数から鑑みるに、英語は日本語を母語としないたくさんの人々と話すツールになります。何もしないうちにあきらめるのではなく、やれば出来る(かも)!この気持ちを忘れずに。

最後になりますが、皆さんは今の自分が思っている以上に溢れた可能性を秘めています。自分でその限界を決めることなく、英語の授業、学習、そしてもちろんそれ以外でも、大学生活の中で色々なことに挑戦してみてください。

《参考図書》
京都大学学術出版会:大学からの外国語 (kyoto-up.or.jp)
https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784876984930.html?lang=jp

《参考資料》
語学タイプ診断