教員氏名 | 市島 宗典(イチシマ ムネノリ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 慶應義塾大学大学院 法学研究科 政治学専攻 後期博士課程・修士(法学) |
専門分野 | 政策学・政治学 |
学協会活動 | 日本政治学会・日本選挙学会・日本公共政策学会・日本地域政策学会・公共選択学会・日本社会科教育学会・日本公民教育学会 |
【主な著書・論文等】 |
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主な著書・論文等はresearchmapをご覧ください。 https://researchmap.jp/read0127388 ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 私の問題関心は、一言で言えば、選挙と政策との関係についてです。 現在の民主主義社会においては、社会を構成する有権者が選挙を通じて自らの代表者(政治家=国会議員・地方議員)を選出し、その代表者による議会(国会・地方議会)での議論を通じて、社会の意思決定、すなわち、政策を決定していく仕組みです。その政策に対して、選挙がどのように関係しているのかを解明しています。 さらに、今日では、政治・選挙に参加する有権者が、若年層のみならず、全体的に減少傾向にあります。しかしながら、健全な民主主義社会を作っていくには、社会を構成している有権者が、自らの代表者を選出する選挙に積極的に参加していく必要があります。 わが国では、18歳選挙権の導入を契機として、主権者教育の充実が求められるようになりました。有権者が有権者としての役割を正しく認識し、政治・選挙に参加する意義を理解し、より多くの有権者が政治・選挙に参加していく社会を目指していかなければなりません。その一助となる主権者教育の効果的な方法を編み出し、それを社会に普及させていくことを目指しながら、研究および実践を進めています。 【現在の研究テーマ】 私が現在、取り組んでいる研究テーマは、次の2つに集約されます。 ①模擬投票を用いた効果的な主権者教育の手法を開発し、それを普及させること。 ②公共政策(現在、関心を持っているのは、財政政策・地方創生政策など)の規定要因を探り、公共政策の形成過程を明らかにすること。 【学生へのメッセージ】 私の教育方針は、次の3点に集約できます。 ①社会人基礎力(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力)の育成 ②切磋琢磨と自己成長の場の提供 ③自己実現のための自己理解・自己発見の手助け 大学は、卒業・就職することが目的(ゴール)ではなく、卒業・就職後に社会で活躍し、社会に貢献できる人材となるための成長の場であると考えています。したがって、あらゆる面で受動的ではなく、能動的な学生生活を送ってほしいと思います。 したがって、授業やゼミナールなど、大学でのあらゆる活動は学生が主体的にと考えています。教員がすべてお膳立てするのではなく、自分の成長のために何をすべきかを考えるところから始めてもらいたいです。何事にも全力投球で4年間の大学生活を送ることで自らを鍛えて成長し、卒業して社会人となることを目指していきましょう。 以上のような思いから、次の3点の教育方針のもと、ゼミナール活動を進めます。 ①社会(地域)との連携・社会(地域)への貢献 社会あるいは地域の一員としての自覚と自らの役割を認識してもらうため、都道府県や市町村などの地方自治体との連携による調査・研究に取り組み、地方自治体に対して政策提案を行い、積極的に社会に発信(還元)することで、社会あるいは地域に貢献していきます。 ②他世代・他地域との交流 井の中の蛙とならないよう、社会あるいは地域との連携を通じた他の世代の方々との縦の交流や、合同合宿・研究会などを通じた他大学の同世代の学生たちとの横の交流を深めます。それら縦横の交流によって、自らを見つめる(客観視する)機会を提供し、視野を広げながらコミュニケーション能力を高め、成長につなげていきます。 |