教員氏名 | 小島 望(コジマ ノゾム) |
職名 | 講師 |
最終学歴・学位 | 明治大学大学院・博士(政治学) |
専門分野 | ナショナリズム/国民国家論 |
学協会活動 | 日本西洋史学会、日本政治学会、社会思想史学会 |
【主な著書・論文等】 |
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〈論文〉 単著「ナショナリズム起源論争の淵源 アザー・ガットvsシニシャ・マレシェヴィッチ」『世界史研究論叢』第9号、2019年、80-92頁。 単著「イングランド内戦期議会派ニュースブックに見るネーション概念――「グリーンフェルド・テーゼ」再考――」『インターカルチュラル : 日本国際文化学会年報』第15号、2017年、125-140頁。 単著「三王国戦争期王党派ニュースブックにおける「ネーション」と「イングランド人」――リーア・グリーンフェルドの見解を巡って――」『世界史研究論叢』第7号、2017年、23-44頁。 単著「サミュエル・ラザフォードにおけるネーション―『法と王』を中心に―」『社会科学研究所紀要』第52号第2巻、2014年、243-260頁。 単著「我ら古きスコットランド国民―スコットランド国民契約派における近世的ナショナリズムの発見」『政治経済史学』第565号、第566号、第567号、2014年、1-11頁、24-36頁、1-28頁。 〈著書〉 共著『歴史のなかのラディカリズム』第1章「三王国戦争期イングランド王党派ネイション概念とラディカルな契機――『月面の男』を手掛かりに――」彩流社、2021年。 共著『多様性を読み解くために』第2章「ナショナリズムの二分法について」東京外語大学海外事情研究所、2020年。 〈その他〉 単著「ハンス・コーン「東方の精神[Der Geist des Orients]」(資料紹介)『社会理論研究』第21号、2021年、91-94頁。 単著「ハンス・コーンに関する研究動向」(研究動向)『社会理論研究』第20号、2019年、108-116頁。 ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 今日の世界を良くも悪くも規定する、ナショナリズムと国民国家の歴史的形成を、通説に反して17世紀のヨーロッパに求めるという冒険的試みを行っています。 【現在の研究テーマ】 いわゆる「イギリス革命」の渦中にあった17世紀イングランド、スコットランドにおいて活動した様々な勢力(議会派、王党派、国民契約派)が流布した政治的宣伝文書や初期的な新聞に見られる「ネイション」という語の意味する対象や、そこに込められた政治的意味合いを手がかりに、ナショナリズムの端緒を追究しています。また、サブ・テーマとして、19世紀末から20世紀後半にかけて活躍したナショナリズム研究者ハンス・コーンの政治思想についても研究しています。 【学生へのメッセージ】 大学四年間は、様々なことに挑戦することが許され、あるいは推奨される、人生の例外的な時期だと思います。この期間を利用して、御自分の可能性を広げてみてください。 |