教員氏名 | 戸田 綾美(トダ アヤミ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 東京大学法学部卒業、司法研修所修了 |
専門分野 | 民法、企業法務、法とジェンダー |
学協会活動 | 日本教育法学会、日本法律家協会、日本女性法律家協会 |
【主な著書・論文等】 |
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【著書】 (共著)宮里邦雄ほか『問題解決労働法6 女性労働・非正規雇用』(旬報社、2009年) (共著)戸田綾美ほか『セクハラ・パワハラの常識・非常識』(労働大学出版センター、2007年) (共著)第二東京弁護士会編『セクシュアル・ハラスメント法律相談ガイドブック』(第二東京弁護士会、1994年) 【その他】 (講演)「弁護士の研修制度について」(ミャンマー法整備支援プロジェクト本邦研修、2018年) ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 1 ハラスメント問題における法的責任(不法行為責任、債務不履行責任) 2 医療過誤事件等における因果関係の立証 3 建築紛争事件における立証及び損害評価 4 企業のコンプライアンスとリスクマネジメント 5 法曹実務教育の制度と内容の充実 【現在の研究テーマ】 1 ハラスメント問題における法的責任(不法行為責任、債務不履行責任)の研究 2 医療過誤事件等における因果関係の立証に関する研究 3 組織のコンプライアンスとリスク評価、リスクマネジメントに関する研究 4 弁護士実務教育の制度の改善と内容の充実に関する研究 【学生へのメッセージ】 弁護士として30年の職務経験の中で、多くの訴訟や企業・団体の法務などを担当してきました。法は。固定したルールと思われがちですが、実際にはダイナミックな動きの中で機能し、形成されていくものだと思います。裁判では、現代社会の多様な矛盾や葛藤を抱えた当事者が、法という共通の土俵の上で主張立証を繰り広げ、その調整が模索されて判例が形成されていきます。判例の集積が立法となって新たな規範を形成することもよくあります。また、社会のニーズや人々の意識の変化によっても法は変化していきます。法は、長い年月をかけて、人々がよりよい社会の在り方を求めて作り上げてきた知恵の遺産であるとも言えるでしょう。そして、現代の社会は、未来に向けて取り組まなくてはならない課題をまだ多く抱えています。人々の努力によって、法は課題解決のために更に変容してゆくことと思います。法に親しみ、法律を活かして様々な課題を乗り越えていく方法を、皆さんと一緒に考えていければと思っています。 |