教員氏名 | 田中 嘉彦(タナカ ヨシヒコ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了・博士(法学) |
専門分野 | 憲法、比較憲法 |
学協会活動 | 日本公法学会、全国憲法研究会、憲法理論研究会、日本政治学会、日本選挙学会 |
【主な著書・論文等】 |
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【著書】 『英国の貴族院改革―ウェストミンスター・モデルと第二院―』成文堂、2015年〔単著〕 『憲法の基底と憲法論―思想・制度・運用―(高見勝利先生古稀記念)』信山社、2015年〔共著〕 『二院制の比較研究―英・仏・独・伊と日本の二院制―』日本評論社、2014年〔共著〕 『イギリスの行政とガバナンス』成文堂、2007年〔共著〕 【論文】 「英国の議会政治における政治倫理」『生活経済政策』302号、2022年3月 「英国議会の貴族院における政府敗北―上院改革の到達点と現代的意義―」『白鷗法学』28巻2号、2021年12月 「英国の議会解散権と民主主義」『生活経済政策』280号、2020年5月 「英国のレファレンダム法制―憲法改革と国民投票制度の諸相―」『レファレンス』69巻10号、2019年10月 「英国憲法における国王と行政権」『レファレンス』67巻3号、2017年3月 「英国の地方分権改革―権限委譲の到達点と新動向―」『レファレンス』64巻9号、2014年9月 「英国における内閣の機能と補佐機構」『レファレンス』61巻12号、2011年12月 「二院制に関する比較制度論的考察(1)・(2)―ウェストミンスターモデルと第二院―」『一橋法学』9巻3号・10巻1号、2010年11月・2011年3月 「帝国議会の貴族院―大日本帝国憲法下の二院制の構造と機能―」『レファレンス』60巻11号、2010年11月 「北大立法過程研究会報告―二院制の比較制度論的検討―」『北大法学論集』61巻1号、2010年5月 「英国ブレア政権下の貴族院改革―第二院の構成と機能―」『一橋法学』8巻1号、2009年3月 「請願制度の今日的意義と改革動向」『レファレンス』56巻6号、2006年6月 「日本国憲法制定過程における二院制諸案」『レファレンス』54巻12号、2004年12月 【その他】 「海外法律情報―英国―」『ジュリスト』1546号-1578号、2020年6月-2022年12月 「海外法律情報―英国―」『論究ジュリスト』3-31号、2012年秋-2019年秋 「海外法律情報―英国―」『ジュリスト』1220号-1435号、2002年4月1日-2011年12月15日 「英国における情報公開―2000年情報自由法の制定とその意義―」『外国の立法』216号、2003年5月 ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 憲法学の諸領域のうち、議会制度、執政制度等の統治機構をめぐる諸問題に焦点を当てている。 比較憲法の観点からは、英国の立憲君主制、議会制度、内閣制度、権限委譲、欧州連合離脱などに重点的に着目している。 【現在の研究テーマ】 英国議会の上院改革について分析するとともに、ウェストミンスター・システムと呼ばれる英国型の統治制度における二院制の存在意義について、英連邦諸国をはじめとする諸外国との比較の中で研究を行っている。 これに付随して、英国の統治機構全般の改革状況については、重要な研究テーマとして取り組んでいる。 【学生へのメッセージ】 憲法の基本原理について正確かつ十全な理解が得られるようにするとともに、具体的な憲政事象を題材に取り上げることで、憲法学的思考に基づき、現代的諸課題を考察することができる能力の涵養を目標とします。公務をはじめとする公共的営為に携わることを志望する学生については、かかる領域で活躍できるような実践的な知見を有することを目指します。 そのためにも、学問を飽くまで静かな平らかな心を持って勉強し、自ら調べ、自ら考え、自ら論じるという姿勢を大切にしてください。そして、どこまでも気を広く持ち、高遠なる所に目標を置いて、将来発展の基礎を作ってください。 |