白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

法学部

教員紹介詳細

教員氏名 平山 真理(ヒラヤマ マリ)
職名 教授
最終学歴・学位 関西学院大学大学院法学研究科博士課程後期課程・法学修士/ Master of Laws(University of Minnesota Law School)
専門分野 刑事訴訟法、刑事政策
学協会活動 日本刑法学会、日本犯罪社会学会、日本法社会学会、日本被害者学会、Law and Society Association
【主な著書・論文等】
〔著書〕
『刑事政策がわかる』(共著)2014年10月 2019年4月(改訂版)法律文化社
『刑事訴訟法教室』(共著)2013年7月 法律文化社
『刑事訴訟法入門』(共著)2011年4月 八千代出版
『刑事政策のすすめ-法学的犯罪学の試み』(共著)2003年5月、2007年4月(第2版)法律文化社
『法システム入門 (第4版)』(共著)信山社 2018年6月
『検察審査会―日本の刑事司法を変えるか』(共著)岩波書店2022年4月
『民主的司法の展望 四宮啓先生古稀記念論文集 統治主体としての国民への期待』(編著)2022年6月 日本評論社

〔論文〕
「検察審査会の強制起訴制度施行後11年と今後の展望を考える」『法と政治』第71巻第2号(2020)
「The First 10 Years of the Lay Judge System: Now, Do We Have “Hope” for Criminal Trials in Japan?」UC Hastings Journal of Crime and Punishment Vol. 1 No.3 (2020)
「井戸田刑事訴訟法学と被害者参加制度」『犯罪と刑罰』第28号(2019)
「Japan’s Reformed Prosecution Review Commission: Changes, Challenges, and Lessons」(with David Johnson), Asian Journal of Criminology (2019)
「2004年・2016年刑事訴訟法改正と刑事司法制度改革 : そのインパクトに関する弁護士たちの認識 」『青山法務研究論集』18号(2019)
「A Future Prospect of Criminal Justice Policy for Sex Crimes in Japan-the Roles of the Lay Judge System There」, in Crime and Justice in Contemporary Japan (J. Liu and S. Miyazawa eds.), Springer 2018.
「平成29年版犯罪白書を読んで―特集部分に関して」『法律のひろば』Vol.71 No.1(2018)
「Introduction of Videotaping of Interrogations and the Lessons of the Imaichi Case; A Case of Conventional Progress of Criminal Justice Policy-Making in Japan」(with Setsuo Miyazawa), Washington International Law Journal, Vol. 27 No. 1 (2018)
「今市事件裁判員裁判における被疑者取調べ録音録画映像のインパクト-刑事裁判のリアリティ-」上石圭一・大塚浩・武蔵勝宏・平山真理編『現代日本の法過程-宮澤節生先生古稀記念 下巻』(信山社 2017)
「今市事件裁判員裁判は試金石となり得たか―傍聴記をもとにいくつかの刑事手続上の重要な課題を論じる」『法学セミナー』No. 739 (2016)
「アメリカ刑事司法制度の重要な課題:陪審裁判と性犯罪事件」『罪と罰』52巻3号(2015)
「性犯罪の裁判員裁判の現状と課題―『市民の目線』は何を変えるのか」大阪弁護士会・性暴力被害検討プロジェクトチーム編『性暴力と刑事司法』信山社(2014)
「裁判員制度の影響,課題,展望-制度施行後2年間の性犯罪裁判員裁判の検討を通じて問う」『法社会学』第79号 2013
「Sentencing and Crime Policy for Sex Offenders in Japan」, in The Wiley-Blackwell Handbook of Legal and Ethical Aspects of Sex Offender Treatment and Management (K. Harrison and B. Rainey eds.), John Wiley & Sons, Ltd, UK. 2013
「阪神大震災後と関東大震災後の犯罪現象の比較」『大災害と犯罪』法律文化社 2013
「少年法22条の4 被害者傍聴の課題」『コンメンタール少年法』現代人文社 2012
「刑事裁判の劇場化と『感情を揺さぶる証拠』」『刑事法理論の探求と発見 斉藤豊治先生古稀祝賀論文集』成文堂 2012
「ジェンダーと裁判員制度 性犯罪裁判員裁判をめぐる課題」『講座 ジェンダーと法 第3巻 暴力からの解放』日本加除出版 2012
「Lay Judge Decisions in Sex Crime Cases: The Most Controversial Area of Saiban-in Trials」『Yonsei Law Journal』Vol.3 No.1 2012
「性犯罪と修復的司法」『修復的司法の明日・未来 後期モダニティにおける新しい人間観の可能性』成文堂 2012
「アメリカのDefense Initiated Victim Outreach(DIVO)の意義-被害者と刑事弁護人-『敵の味方』は『敵』でなくともよい」『自由と正義』Vol.61 No.9 2010年9月
「家庭内殺人未遂事件の裁判員裁判」『法学セミナー』No.660 2009年12月


◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆

【問題関心】
被害者の権利保護と加害者の権利保護をどのように両立、発展させていくか

【現在の研究テーマ】
刑事手続における被害者の観点、裁判員制度、修復的司法、性犯罪対策をめぐる法的課題、検察審査会による強制起訴、取調べの可視化

【学生へのメッセージ】
法律を学ぶ上でのテーマは私たちの生活のあらゆるところに存在しています。様々な問題に敏感になって下さい。大学の4年間はどのように過ごしても4年間です。せっかくなら楽しく過ごしませんか。講義に出て、社会に存在する様々な問題を知って下さい。どうすればその問題を解決できるのか、自分で考えて下さい。他の人と議論したり、本を読んで、自分とは違う考えがあることを知り、そのことを尊重して下さい。多くの本や映画に接して下さい。多くの人に出会って下さい。自分の好奇心のアンテナをしっかり張りめぐらして様々な情報をキャッチして下さい。