児童教育専攻 | スポーツ健康専攻 | 英語教育専攻 |
心理学専攻 |
いま時代が求める心理学について学ぶ
現在、人々の心の健康問題は複雑かつ多様化しています。このような時代だからこそ「人間の心」を学ぶ心理学の意義は大きく、社会においてその知識やスキルがより重要になってきています。性格診断や占いといったものでよく心理学が取り上げられますが、心理学とは本来、科学的データの集積・分析にのっとった専門性と客観性の高い学問で、その知識や手法は社会の様々な分野で生かされています。本専攻では、心理学的基礎知識を習得したうえで、それぞれが希望する専門領域に進めるよう、体系的にカリキュラムを編成しています。
日本心理学会による認定心理士単位認定基準※及び、公認心理師資格取得に必要な大学における科目に基づいたカリキュラム構成になっています。中学(社会)、高校(公民)の教員免許状取得に必要な科目もカリキュラムに含まれます。※※
※日本学術会議対外報告(2008)「学士課程における心理学教育の質的向上とキャリアパス確立に向けて」において、認定心理士単位認定基準は欧州における心理学教育と心理学専門家養成のための標準的枠組みとして設定された、「欧州における心理学資格免許制度(European Diploma in Psychology)」における学士段階でのカリキュラムと類似していると評価されています。
※※教職課程と公認心理師資格課程は両立できません。
2018年9月、心理学専攻の教育・研究の充実を図り、1号館に心理学教室を移転しました。行動観察室では主に乳幼児の愛着や社会性の発達のデータを測定・研究しています。その他に、認知心理学や生理心理学実験用の防音室、臨床心理学用の心理検査室、面接室が備えられています。脳波や唾液によるストレス測定器具、知能や人格特性の測定法を学ぶ検査用具、社会心理学用のVRなども豊富に揃っています。データを分析するためのソフトが入ったパソコンも心理学専攻専用に準備され、いつでも自由に研究を進めることができます。