教員氏名 | 今田 政成(イマダ マサナリ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 国立音楽大学音楽学部・芸術学士 |
専門分野 | 教育音楽 |
学協会活動 | 全国大学音楽教育学会 |
【主な著書・論文等】 |
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〔論文〕 「山田耕筰の歌曲に関する考察」(単著)2003.3 白鴎女子短大論集 第27巻第1号 〔論文〕 「連弾ピアノのアンサンブル指導法についての考察」(単著)2004.12 白鴎女子短大論集 第29巻第1号 〔論文〕 「2台のピアノ曲についての考察」(単著)2005.12 白鴎大学発達科学部論集 第2巻第1号 〔論文〕 ピアノ教則本「バイエル」に関する一考察 (単著)2017.5 白鴎大学教育学部論集 第11巻第1号 〔研究ノート〕 ブルグミュラー「25の練習曲op.100」について(単著)2006.12 白鴎大学発達科学部 第3巻第1号 [研究ノート] モーツァルト「きらきら星変奏曲」について:分析と練習方法の研究(単著) 2011.4 白鴎大学教育学部論集 第4巻第1号 〔研究ノート〕 ソルフェージュについて~ピアノ初心者導入と並行して学ぶ~(単著)2013.5 白鴎大学教育学部論集 第7巻第1号 〔原著論文〕 ピアノ教則本「バイエル」に関する一考察(単著)2017.5 白鴎大学教育学部論集 第11巻第1号 〔原著論文〕 楽器と演奏について〜カホンを主に打楽器による器楽合奏表現指導〜(単著)2020.11 白鴎大学教育学部論集 第14巻第2号 〔原著論文〕 弾き語りの指導に関する一考察 (共著)2022.4 白鴎大学教育学部論集 第16巻第1号 〔著書〕 「ポケットいっぱいのうた」(共著)2008.11 教育芸術社 [著書] Let’s play the BEYER(共著)2011.4 圭文社 [著書] こどものうた・弾き語り曲集(共著)2018.5 圭文社 |
【問題関心】 |
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日本に西洋音楽が輸入されて100年以上が経ちます。その間に日本人作曲家によって作曲されてきた魅力的なピアノ曲が数々あります。 日本初のピアノ曲は、「荒城の月」や「花」の歌曲で有名な作曲家、滝廉太郎(1879~1903)の「メヌエット」と言われていて、1900年(明治33年)に作曲されました。難易度はバッハ等の「メヌエット」と同等ですが全音版楽譜には「日本風の主題による」という副題が付けられていて独特な雰囲気が感じられます。滝廉太郎が亡くなる少し前にはピアノ曲「憾」が作曲されています。 「メヌエット」が作曲された明治時代には、西洋文化の輸入により社会全体も大きく変化しました。そして音楽の面でも西洋音楽は、日本の伝統音楽を上回る勢いで日本全国に浸透していきました。その後の日本人作曲家たちにどのように受け継がれていったのか関心のあるところです。 音楽音源もレコードからCD、そしてデジタルファイルやMP3などの圧縮ファイルへとかわりネットで自由に買ったり殆どの曲を自由に聴く事ができるようになりました。またハイレゾ(高解像度)音源も浸透し、音の情報量がCDの約6.5倍もあります。アーティストの息づかいやライブの空気感など、CDでは聴こえなかったディテールやニュアンスを感じとれる原音に近い音質です。音も今後どのように進化していくのか関心のあるところです。 |
【現在の研究テーマ】 |
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「ピアノアンサンブルについて」 ピアノアンサンブル(ピアノ伴奏含む)は、まず「音をよく聴く」ことが前提である。連弾・2台ピアノ・器楽合奏(ピアノアンサンブル)を演奏することは、「聞く耳を育てる」「呼吸の意識やバランス感覚、指のコントロール感覚を育てる」「テンポ感、リズム感、読譜力といった基礎的な音楽力の定着を図る」といった面で効果があります。また「一緒に演奏する相手を通しての刺激による意欲の向上」「自分の長所・短所の意識の改善」「思いやりの心やコミュニケーション力の向上」といった音楽に取り組む上での精神的な成長も促されます。 ピアノアンサンブル(合奏や伴奏)を研究している。 |
【学生へのメッセージ】 |
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大学は、自分から自主的に勉強、研究するところです。特に音楽は毎日の練習、努力が必要です。学生生活では、勉強、部活動、サークル活動など積極的に参加し、その中からたくさんの事を学んで下さい。 |
【担当主要科目】 |
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ソルフェージュⅠ・Ⅱ、音楽概説Ⅱ、音楽実技Ⅰ・Ⅱ、卒業研究、ゼミナール、楽器と演奏、保育学の研究法、発達の科学、保育実践演習 |