私は、アメリカのタコマで過ごした３ヶ月間の留学生活で多くの経験することが出来ました。楽しことはたくさんありましたが、異文化を理解することに少し苦労したこともありました。しかし、苦労したことがあった分多くのことを吸収でき、改めて異文化を体験し、理解につなげることの重要性に気づくことができました。

私がタコマで体験した異文化は、クラスメイトが自分の意見をはっきり主張し、自分とは違う考えを持つ人がいたら「それは違うと思う。」と自分の意見を相手に伝えていたことです。日本にいる時は相手の顔色を察して、気持ちを理解し合うことが当たり前だったので、留学に来て初めの頃は、自分の意見をはっきり主張することが相手とコミニュケーションを取る上で大切なことだと理解しにくかったです。そして、実際に私がそのようにクラスメイトに言われた時、自分の意見を全否定されているように感じ、少しコミニュケーションを取ることが怖かったです。けれども、アメリカではざまざまな国籍の人たちが暮らし、多くの文化が集まって成り立っている国なので、いろいろな考え方を持っている人がいて、自分の考えを相手にはっきり主張することはごく普通のことであり、相手に自分の考えを理解してもらうためにはとても大切なことだと気づくことができました。それからはクラスメイトとコミニュケーションを怖がらずに取ることができ、一人一人の考え方や文化の違いなどを知れてコミニュケーションを取ることがとても楽しかったです。

その他に異文化を体験したことは、バスの運転手が途中で飲み物とサンドイッチを買っていたことや、バスの中で大きい音で音楽を聴いてる人がいたことです。日本ではそのようなことはあり得ないと思い驚きました。また、ホームレスの人に話しかけられたら、ほとんどの人が受け答えをしており、時々お金を渡している人を見たこともありました。アメリカに住んでる人の多くは、知り合い以外の人とも壁がなく接しているように感じました。学校のハロウィンパーティーの日にホストの家で仮装し、バス停に向かう途中に見ず知らずの人が車からクラクションを鳴らして、こちらに手を振ってくれたこともありました。また、通りすがりの人が「そのジャケットいいね」「そのスカーフ似合ってるね」と話しかけてくれて、日本では滅多にないことが多々起こりそのたびに驚かされました。

最後に、自分が今まで日本にいて正しいと思っていたことが、他の人からは違うことがあり、留学に来て文化の違いを体験し、冒頭でも述べていますが、異文化を体験するだけでなく、理解に繋げることの重要性に気づことができました。そして、アメリカではいろいろな考えを持つ人とコミニュケーションを取ることで、自分の視野を広げることができました。日本ではできない経験が留学に来て多くの人と出会いさまざまなことを経験し学ぶことができ本当に楽しかったです。３ヶ月間毎日が濃く、良い時間を過ごすことができました。この留学で経験し得たことを今後いろいろな場面で活いし、新たな道を進んでいきたいと思います。