白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

経営学部における3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー (卒業認定・学位授与に関する方針について)

経営学部では、最新の経営知識と広い視野を持ち、創造力と実践力を兼ね備え、国際社会、地域社会、及び産業・経済界で活躍する人材を育成することを目的とし、経営学部における教育課程を通じて、以下の資質や能力等を修得した学生に「学士(経営学)」を授与します。

  • 1.幅広い教養及び専門領域における広く豊かな学識と優れた専門的能力を有している。 社会科学、人文科学、自然科学にわたり幅広く教養を深めるとともに、経営学部に設置されている企業経営、会計、情報、メディア等の各専門領域を体系的・包括的に理解する思考力を身につけている。また、各自の問題関心に基づき、専門領域における研究課題を主体的に追究するための研究方法を有している。
  • 2.国際社会における異文化理解のもと、多様な価値判断及び国際貢献ができる柔軟な適応力・語学力を有している。 グローバル化の著しい現代社会において異文化・多文化を理解することができる国際感覚を有し、積極的に国際貢献ができる確かな語学力と多様な人々との相互理解を深めるための高度なコミュニケーション能力を身につけている。
  • 3.高度情報社会において最新情報を入手・活用できる情報処理能力、また自ら情報発信できる柔軟な発想力・創造力を有している。 高度情報社会における情報の収集・解析、数量的スキルやコンピュータスキルを駆使した情報処理能力・情報活用能力を有するだけではなく、能動的学修としての少人数でのグループワークや集団討論による課題設定力・課題解決力、及び自ら学修成果等を発信する情報発信能力が身についている。
  • 4.社会人としての確固たる職業意識を持ち、経営学部の教育課程で修得した専門的知識・能力を実践し、社会に貢献できる行動力を有している。 経営学部での学修活動により修得した専門的知識・能力を社会において実践する能力を有するとともに、自ら関与する場でのリーダーシップの発揮やチームの一員としてその役割を理解し他のメンバーと協働するコミットメント能力を身につけ、社会の各分野に貢献できる行動力を有している。

カリキュラム・ポリシー (教育課程編成・実施の方針について)

経営学部では、ディプロマ・ポリシーに定める資質や能力等を学生が修得することができるよう、「Ⅰ.導入教育科目」「Ⅱ.教養必修科目」「Ⅲ.教養選択科目」「Ⅳ.専門必修科目」「Ⅴ.専門選択科目」の各科目群から成る特色ある教育課程を編成しています。

1.教育課程の編成と構造

  • 「Ⅰ.導入教育科目」として基礎ゼミナール(2単位)が設置され、すべての学生に必修科目としてその履修を義務づけています。基礎ゼミナールは、大学における「学び方」の基礎を身につけるための大学教育の導入科目として位置づけられています。
  • 「Ⅱ.教養必修科目」に設置されている必修の第一外国語である英語と選択必修の第二外国語は合計で10単位取得する必要があります。これらは学士として必要な最低限の語学力を保証するためのものです。
  • 「Ⅲ.教養選択科目」には発展的な外国語科目と、さまざまな一般教養科目が設置されており、これらの科目群からは20単位以上取得することが必要です。発展的な外国語科目は、各自が将来必要であろうと考える外国語により高いレベルで習熟するために設けられています。一般教養科目には社会科学、人文科学、自然科学の多岐にわたる科目が設置されていますが、バランスのとれた知識体系を修得するためには一般教養科目の積極的な履修が望まれます。
  • 「Ⅳ.専門必修科目」として置かれている「経営学」「国際経営論」「経営情報科学Ⅰ・Ⅱ」「会計学」の5科目は経営学部で学ぶための前提科目であり、すべての科目16単位を修得しなければなりません。
  • 「Ⅴ.専門選択科目」は自由に履修できる科目です。科目選択の際には、各自が2年次以降に選択する企業経営、企業会計、経営情報、メディア、ビジネスコミュニケーションの各コースの履修推奨科目が参考になるでしょう。Ⅴ群からの必要取得単位数は58単位以上です。その他、他学部履修科目を含む「自由選択科目」も選択することができます。

以上のⅠ~Ⅴの5つの各群の取得必要単位数は、「学士(経営学)」にふさわしい学識を身につけるために設定されており、経営学部では、各群から構成される学問領域においてそれぞれ決められた単位数を合計124単位以上取得する教育課程が編成されています。

2.教育課程の特色

経営学部の教育課程はその編成上、「基礎課程」「コース制」「専門・教養ゼミナール」の3点に大きな特色を有しています。

  • (1)「基礎課程」 「基礎課程」は、多様な入学生が経営学部において自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できるよう初年次教育の充実を図るものです。1年次には「基礎ゼミナール」の履修を義務づけることで、少人数編成のクラスにおいて大学における「学び方」の基礎を修得することができます。また、語学関連科目として、第一外国語である「英語」を必修、「第二外国語」(又は「留学準備英語」)を選択必修としています。グローバル化の著しい現代社会において外国語の基礎を身につけることは大学生としての必須の条件です。そして、専門必修科目として「経営学」「国際経営論」「経営情報科学Ⅰ・Ⅱ」「会計学」が設置されています。これらの5科目は、経営学部での広範にわたる専門的知識の習得を図るために必ず履修しなければならない基礎科目となっています。
  • (2)「コース制」 経営学部では、2年次から自分の将来の目的・進路に合うコースを選択し、各コースに関連の深い専門科目を履修することで、より専門性の高い学びを追求していきます。
    • ・企業経営コース…経営学の基礎から最新の経営知識まで、将来必要とされるビジネススキル、経営ノウハウなどマネジメントに関する基礎知識から実践的・専門的知識を学び、企業経営のリーダーあるいは起業家として社会で活躍する人材を育成します。
    • ・企業会計コース…企業会計の基礎から体系的に学び、一般企業の経理・財務担当者、あるいは税理士や公認会計士といった会計専門職として経済社会で広く活躍する人材を育成します。
    • ・経営情報コース…インターネットの仕組みを理解し、効果的に活用する高度なコンピュータスキルを身につけることで、企業の情報部門、IT企業の営業部門、システム・エンジニア、プログラマ、コンサルティング部門などで活躍する人材を育成します。
    • ・メディアコース…メディアの役割を理解するとともに、文字や音声、画像、映像情報が生み出すストーリーとデザインを分析・評価し、デジタルデータを駆使して、自ら創造的に表現できるスキルを身につけることで、メディア社会で活躍できる人材を育成します。
    • ・ビジネスコミュニケーション(BC)コース…英語力や国際感覚を養い、高度なコミュニケーションスキルを習得することで、旅行、ホテル、エアライン業界又は商社、メーカーの国際部門、外資系企業で活躍できる人材を育成します。

各コースの履修推奨科目を履修することで、専門性を極め、それぞれの分野でのエキスパートになることができます。コース制は各自の履修を制約するものではなく、選択自由度の高いカリキュラムとなっています。意欲的な学生は、複数のコースにまたがった専門科目の履修、例えば、コンピュータと会計、企業経営と会計、メディアと情報、さらには企業経営・情報・会計などを合わせて学ぶことで、幅広い専門的知識を身につけることも可能となっています。

(3)「専門・教養ゼミナール」

経営学部には多種多様な研究領域を扱う「専門・教養ゼミナール」が設置されています。「専門・教養ゼミナール」は10名程度の少人数の学生で構成され、原則として同じ教員が2年間指導する体制をとり、それぞれの専門領域の研究の深化を図っていきます。ゼミナールでは、学生の能動的な学修の充実を図るために、少人数でのグループワークや集団討論等が実践され、それらを通じて課題設定力・課題解決力が養われます。また、各自がそれぞれの興味・関心にしたがって自主的な研究を深め、自ら学修成果等を発信する能力も身につきます。「専門・教養ゼミナール」は専門選択科目ですが、これまで多くの学生が所属しさまざまな研究成果を生み出しており、大学における勉学の中核的位置を占めている科目となっています。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)

経営学部では、最新の経営知識と広い視野を持ち、創造力と実践力を兼ね備え、国際社会、地域社会、及び産業・経済界で活躍する人材を育成することを目的としています。そのため、経営学部の教育課程を通じてそのような人材を育てるべく以下の素養・資質を有する人材を求めています。

  • 1.企業経営、会計、情報、メディア等の研究領域の専門的知識や能力を修得することを目指している人。
  • 2.企業経営や経済等の問題に関心を持ち、常に新しい知識や考え方を学修する意欲、そして学修活動に自覚的・主体的に取り組む意欲のある人。
  • 3.多世代・多文化の人々の背景にある思考、それぞれの立場やものの考え方を理解するとともに、相互理解を深めるためのコミュニケーション能力を高めることを望む人。
  • 4.誠実な人柄、高い倫理観、社会的責任の自覚、旺盛な知的好奇心等を持ち、卒業後社会の各分野で活躍することを強く望む人。