白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2018経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

-3か月間で体験したこと-

髙野 祐奈

海外で生活するのはもちろん3か月という長期間家族と離れて過ごすのは初めての経験でした。
カナダでの生活の中でカナダ独特の習慣や文化に直接触れられました。

留学前のビクトリアのイメージは森林が豊かな賑わっている都市でした。食事の面では、アメリカに近いということもありジャンクフードが多いと思っていました。しかし私の思っていたイメージと実際のビクトリアは異なっていました。実際のビクトリアはとても自然豊かな静かな町でした。多くの野生動物がいて、ステイ先の庭に鹿とリスが普通にいた時もありました。私はとても驚きましたがファミリーは普通の光景だと言っていました。食事は主に魚が出てきて、質素な食事が多かったです。生の野菜が出てくることも多々ありました。私のイメージとはかけ離れた料理が多かったです。

カナダの人はとても親切でやさしい人ばかりだなと思いました。バスに乗っているとき車いすの人やベビーカーを押している人が来たら、どんなに人が座っていたとしても車両前方にある折り畳み可能な椅子をわざわざその人たちのためにたたんで場所を譲っています。カナダに来た初日に見てとても衝撃を受けました。さらに、バスに乗り遅れた老人のために近くにいた人がその人のために走ってバスのところまで行き、わざわざ止めてあげていました。また、バスを降りる際に運転手さんに向かって後ろのドアから出る時でも1人1人が「Thank you.」と声をかけていました。これらのことは日本では見たことがなかったので日本人も見習わなければならないと感じました。日本のマナーはあまり良いとは言えません。私は電車を主に利用しているのですが、お年寄りや妊婦さんなどが電車に乗ってきてもほとんどの人が見て見ぬふりをして席を譲ろうとはしません。親切心をもっと持って行動すればより日本での生活もよりよく過ごせるはずだと思いました。

私がカナダの文化で一番驚いたことはとても規則正しい生活習慣です。私のホストファミリーには9歳と7歳の子供がいました。その二人は毎日7時30分には寝ていました。そしてあさの6時30分には起床し、朝から二人そろって動画を見ていました。子供だけではなく、ホストマザーも10時には寝ていて、休日も変わらず同じ時間に起きていました。多くの友人のホストファミリーも規則正しい生活をしていたので、カナダの人の習慣は素晴らしいなと思いました。また、その生活習慣に基づきショッピングモールやお店が6時や7時といった信じられないような早さで閉まってしまいます。カナダにいる間にサンクスギビングデーとリメンバーデーがありました。その日は祝日にも関わらず、多くの店が閉まっていました。チェーン店は開いていましたが、普段の営業時間ではなく、早めに切り上げるなどホリデイを満喫していました。また、毎週金曜日はHappy Fridayといいカナダの人は毎週盛り上がっていました。ホストファミリーにも木曜日に「明日は何をするの?」と毎週聞かれました。何も予定はないと答えると「何で?」と聞かれます。そのくらいカナダの人にとって金曜日は大事な曜日でした。

このように私は3か月間カナダで生活し、多くの経験をしてきました。カナダにはいろいろな魅力があります。さらに日本を離れたことにより、日本にいたら気づけない日本も魅力も発見することができました。3か月間本当の家族のように接してくれたホストファミリーには言葉で表せられないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。またどこかで会えることを祈っています。

カナダで経験したことを糧にしてこれから生活をしていきたいです。