2017経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小堀 詩
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2017経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小堀 詩
私が留学生活で学んだことは失敗を恐れずに積極的に挑戦することが一番大切だということです。日本にいるときに「アメリカに行くなら帰ってくるときにはもう英語ペラペラだよね」という言葉をよく耳にしました。ですが、アメリカ留学に行ったからといって誰もが英語のスキルと経験を獲得できるわけではありません。自分から積極的に行動できるかどうかが、留学がより良いものになるか悪いものになるかの決め手になると私は思います。私も初めは英語でコミュニケーションをとることの大変さを感じ、何度も挫折しそうになりました。ですが、そんな私を支えてくれていたのがホストファミリーと現地の友達です。ファミリーと友達がいたからこそ、私のアメリカ生活はとても充実したものになりました。なので、このファイナルレポートでは私のホストと友達に焦点を置いて話していきたいと思います。私のホストファミリーはファザー、マザー、そして二人の年上のブラザーでした。ファザーはいつも冗談を言って私を笑わせようとしてくれる朗らかな人で、マザーはとても強い女の人でこんな人に将来なりたいと思う私の憧れの人です。ブラザーたちは二十六歳と三十一歳で二人ともエンジニアの仕事をしています。二人はとても優しくて、いつも笑顔で私の話を聞いてくれました。また、優しいだけではなくて、してはいけないことをしてしまった時は、きちんと怒ってくれました。私のホストファミリーは私のことをいつも本当の家族のように慕ってくれていて、私もホストファミリーを本当の家族だと思い、一緒に時間をすごしました。私のホストは宗教の理由で誕生日や祝日のお祝いをしません。ある朝、いつも通り家に帰ってきて自分の部屋に入ると、タコマで有名な野球チームの帽子が二つおいてありました。これは前に値段が高くて買えなかった、私のずっと欲しかった帽子でした。私の話を覚えていてくれて、「私たちは宗教の理由で祝日のお祝いはできないからせめてこれをあなたにプレゼントしたい」といって家族みんなで私にサプライズをしてくれました。とても感動しました。また、私のことだけでなく、ホストファミリーは私の友達のことも常に考えてくれる人たちでした。いつも私を海や遊園地、公園や博物館など様々な場所に連れて行ってくれましたが、その際は必ず「あなたの友達も誘っていいよ」と言ってくれました。私の家で週に一度カラオケパーティをするなど、よく沢山の友達が家に来ました。また私はいつもホストファミリーの話しを友達にするので、私の友達は皆私のホストのことを知ってくれていて、ホストの結婚記念日には友達八人でサプライズで花束とケーキとメッセージカードを作成してプレゼントしました。二人とも泣いて喜んでくれて私もすごく嬉しかったです。実はこのサプライズの発案者は私ではなく、私の友達たちでした。私の友達も私と同じように、私のホストを慕ってくれていてとても嬉しかったです。
次に私の友達について話したいと思います。オリエンテーションの後、私には沢山の国の友達ができました。もちろん現地のアメリカ人の友達、北九州大の日本人の友達、そして他に、ロシア、ブラジル、ベトナム、アフガニスタン、韓国、台湾、中国、様々な国の友達です。初めは言葉の壁にぶつかり、上手く話せないことも沢山ありました。日本では当たり前に日本語で話して、当たり前に自分の気持ちが伝えられるのに、アメリカではそれが簡単にできなかったです。今まで何も考えずにできていた事が急にできなくなる、とても衝撃的でした。アメリカに行く前に私の先輩が言っていた「知り合いになるのは簡単だけど、そこから本当の友達になるのは難しい」という言葉を痛感しました。ですが、私はこのことをネガティブに考えるのではなくて、ポジティブに考えるようにしていました。もっと友達と話したい、もっと自分の意見を伝えたい、これをモチベーションにして英語の勉強に取り組み、そして積極的に友達と英語で会話をし、イベントなどは全て参加するようにしました。パジャマデイやスーパーマンデイ、映画鑑賞会にハロウィーンにプロム、TCCでは沢山のイベントがありました。その中でもプロムは私のアメリカでの憧れだったのでとても素晴らしい経験になりました。この三ヶ月、毎日積極的に物事にチャレンジしていきました。そして、最後のクラスのグループでの会話練習の中でとても嬉しいことがありました。先生は「誰が一番英語力上がったと思う?」というお題を私たちに出し、私のグループ五人とも「UTA!!」と言ってくれました。失敗することもあったけど、今まで頑張ってきて良かったと心から思いました。とても嬉しかったです。帰る前にはベトナムの友達が私の友達達が20人ほどを集めてくれて写真を撮ってくれました。また、帰る前には北九州のUKKとベトナムとインドネシアの友達から素敵な友達みんなからのメッセージカードやアルバム、写真立てやプレゼントをもらいました。沢山の素晴らしい友達が出来て嬉しいです。失敗を恐れずに積極的に挑戦したことで私のアメリカ留学には後悔はありません。そのくらい自分のやりたいことをやり切りました。またこの留学を通して自分の知らない新しい文化をもっと知りたい、もっとみたいと思うようになりました。次の留学への第一歩を踏み出せました。積極的に行動をするための勇気をくれたのはホストファミリーと友達です。出会いが新しい出会いを導いてくれる、コミュニケーションの大切さをこの留学で学びました。日本へ帰ってからも何事にも積極的に挑戦していきたいです。