白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2017経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

―異文化体験を通して私が感じたこと―

細井 万由樹

3か月間という長期の間海外で生活をするという経験は初めてで、カナダの文化に触れることができたのはもちろんのこと、同じプログラムに参加した他国の学生との交流により、カナダ以外の異文化への理解も深めることができた。

留学中に一番驚いた異文化は、とにかくフレンドリーだということだ。バスの中では初対面同士の人が楽しそうに会話を楽しんでいたり、私がバス停の場所を分からず迷っていると話しかけて教えてくれたりと、日本でこのような経験ができることは少ないだろう。また、初めて会う人でも親しく話しかけてくれたり、ハグや握手もしたりしてくれた。特に、私のホストファミリーはとてもフレンドリーだと感じた。頻繁に家に友人や親戚を招待して、一緒に食事をすることが多かった。人数が多い時の食事は緊張したが、話題を振ってくれたり、英語が理解できないときは説明してくれたりしてとても充実した生活を送ることができた。また、カナダの学校では現地の学生と交流できる機会があり、私は人見知りでなかなか話しかけることができなかったが、現地の学生はとてもフレンドリーで積極的に話しかけてくれたため、友人を作ることができた。日本の礼儀正しい文化はとても素晴らしいし誇りに思うが、海外のフレンドリーな文化にもとても魅力を感じる。

その他の驚いた異文化体験は、早寝早起きの習慣やスキンシップの多さ、あとは野菜を生で食べることが多いということだ。早寝早起きの習慣はそれぞれの家庭によると思うが、私のホストファミリーはとても早寝早起きだった。ホストチルドレンは15歳の長女、12歳の次女、10歳の長男の3人だったが、次女と長男は7時半から8時半には就寝していた。長女とホストマザー、ファザーも10時には寝ていた。私は、特にはシャワーの時間を決められてはいなかったが、ホストファミリーの寝る時間が早かったため、起こさないように私も早めの就寝を心掛けた。そのため、日本では12時近くまで起きていたことがほとんどだったが、カナダでの3か月間は10時前後には就寝し、朝も7時か8時には起きるという規則正しい生活を続けることができた。次にスキンシップの多さに驚いた。出かける前や後のハグやキスは当たり前で、ホストファミリーに限らず、街中でもよく見かけた。日本人も家族を大切にすることはもちろんだが、カナダではスキンシップが多いせいか、より家族を大切にしているように感じた。最後に野菜を生で食べることが多かったことに驚いた。日本では焼いたりゆでたりして食べる人参やブロッコリーが生の状態で食べることが多かった。また、マッシュルームが生の状態で夕ご飯にでた時は驚いたが、私は野菜が好きだからどれもおいしく感じたしとても良い経験になったと思う。

この留学の経験は、自分の人生においてとてもプラスなことだったと強く感じる。また、自分の自信にもつながった。この貴重な体験を無駄にすることがないように今後の生活に生かし、またいつかカナダを訪れホストファミリーと再会できることを願っている。