白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

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白鴎大学総合研究所

情報処理教育研究センター主催白鴎大学公開講座「情報と人間」

■第40回 「量子コンピュータの過去・現在・未来」

超伝導現象は巨視的な量子状態であります。

このような状態は、精巧に設計された超伝導回路において、「量子コヒーレント」に振る舞います。

これは二つの状態を『同時』に表すという、大変奇妙な量子力学の特性を反映したもので、この基本回路は量子ビットと呼ばれます。

量子ビットを集積化することで、量子コンピューターと呼ばれる、現代のコンピューターの能力をはるかに凌駕する計算機へ向けた研究が世界的に進められています。

講演では超伝導の巨視的量子状態を使った量子回路を如何に実現し、量子コンピューターの実現に向け、世界中で如何に取り組まれているかを解説します。

講師の蔡 兆申先生は、超伝導を利用した量子ビット制御素子研究の世界的権威で、量子コンピュータ開発の分野で現在最も注目される研究者のお一人です。
2004年の仁科記念賞に続き、サイモン記念賞(2008年)、江崎玲於奈賞(2014年)と主要な物理学分野の賞を受賞され、また2018年4月には紫綬褒章を受章されております。

日時:
平成30年12月19日(水) 16:40 ~ 18:10
場所:
白鴎大学本キャンパス(小山駅東口) 白鴎ホール
講師:
東京理科大学理学部 教授 理化学研究所創発物性科学研究センター
超伝導量子シミュレーション研究チーム チームリーダー
Ph.D. 蔡 兆申 先生
対象:
一般の方、学生、白鴎大学教職員、その他
予約:
特に事前のご予約は必要ございません。当日直接お越し下さい。

■ 公開講座の模様

  • 講座写真1
  • 講座写真2
お問合せ:
〒323-8586 栃木県小山市駅東通り2-2-2
白鴎大学 情報システム室
TEL:0285-20-8103(直通)