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生物学と情報学、分野外の方にとってこの2つの分野は互いにもっとも縁遠い分野と映るのではないでしょうか? ところが、現在、分子レベルでの生物/医学研究は、計算機による大規模計算を必要とする分野の一つです。 では、なぜ生物の解析/研究において情報学が必要とされるようになったのでしょう? 生物の遺伝情報は、A,T,C,Gの4種類の塩基が鎖状に結合したDNAという分子における塩基の結合順序に暗号化されています。 (生殖)細胞に含まれる遺伝子の総体をゲノムと言いますが、人のゲノムの塩基配列がすべて解析されたことを ご存知でしょうか?人だけでなくチンパンジー, マウスをはじめ数多くの生物種のゲノム配列がすでに解析されました。 人のDNAは 30億塩基からなっています。塩基配列に込められた生物情報を読み解くには、 生物学/化学/物理学的解析とともに、解析技術の進歩により得られた大量データから意味ある情報を見出す情報学の 手法が必要とされています。
開かれた新たな地平が必要とする情報学を、簡単な例をまじえ説明する予定です。