白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

教育学部

教員紹介詳細

教員氏名 森 好紳(モリ ヨシノブ)
職名 准教授
最終学歴・学位 筑波大学大学院博士後期課程人文社会科学研究科・博士(言語学)
専門分野 英語教育学
学協会活動 全国英語教育学会、関東甲信越英語教育学会、小学校英語教育学会、大学英語教育学会など
【主な著書・論文等】
【著書】
小学生のための英語教育研究グループ. (2016). 『英語好きな子に育つ たのしいお話365:遊んでみよう、聞いてみよう、話してみよう 体験型読み聞かせブック』. 東京: 誠文堂新光社.
【分担執筆】
卯城祐司・星野由子・高木修一・清水遥・中川知佳子・土方裕子・長谷川佑介・名畑目真吾・木村雪乃・濱田彰・田中菜採・森好紳・細田雅也. (2018). 『MINERVA はじめて学ぶ教科教育⑤ 初等外国語教育』. 京都: ミネルヴァ書房. 【分担執筆】

【論文】
Mori, Y. (2014). Effects of macrorule use on main idea comprehension in Japanese EFL reading. ARELE, 25, 285-300.
Mori, Y. (2015). Relationship of main ideas with subordinate and superordinate text information in EFL readers’ mental representations. ARELE, 26, 349ー364.
森好紳. (2017). 「小学校英語教育における傾向の分析―JES Bulletin, JES Journalの論文テーマを基に―」. 言語文化学会論集, 49, 173-188.
森好紳. (2018). 「小学校英語教育における新旧教材のストーリーの分析―単語・文・談話レベルの読みやすさの観点から―」. 筑波英語教育, 39, 121-133.
Ushiro, Y., Hosoda, M., Nahatame, S., Mori, Y., Suzuki, K., Tada, G., Ogiso, T., Kamimura, K., Sasaki, Y., & Mandokoro, R. (2018). Understanding protagonist, causal, and intentional links during EFL narrative reading. ARELE, 29, 81-96.
Ushiro, Y., Hamada, A., Mori, Y., Hosoda, M., Tada, G., Kamimura, K., & Okawara, N. (2018). Goal-oriented L2 reading processes in maintaining the coherence of narrative comprehension. JACET Journal, 62, 109-128.
Ushiro, Y., Hosoda, M., Komuro, R., Mori, Y., & Nishi, T. (2022). Quantitative and qualitative effects of the reading goal on the monitoring of global causal coherence in L2 reading. JACET Journal, 66, 113–131.

【研究助成】
科学研究費補助金 特別研究員奨励費 研究代表者 『英語学習者によるミクロ志向・マクロ志向のメインアイディア理解プロセスの解明』 (2015年4月~2018年3月)
科学研究費補助金 基盤研究(B) 研究分担者 『英文理解における5つの状況的次元の更新プロセス:視線計測を用いたアプローチ』 (2016年4月~2020年3月)
科学研究費補助金・基金 研究スタート支援 研究代表者 『英語学習者のグラフィックオーガナイザー作成プロセス:概要理解を促す読解指導の提案』 (2018年8月~2023年3月)
科学研究費補助金 基盤研究(B) 研究分担者 『英文理解の多次元的な一貫性構築:テキスト,学習者,タスク要因を踏まえた統合的検証』 (2019年4月~2023年3月)
【問題関心】
学習指導要領の改訂により、小学校外国語活動が中学年に前倒しされました。また、高学年では外国語が教科化され、スキルや知識の習得までが目標に入ってきています。このように、小学校英語教育の早期化が進み、扱う内容が増加するにつれて、初等教育に占める英語の比重が一層大きくなっています。これからの小学校教員には、英語、外国語習得プロセス、外国語教授法などに関する専門知識と、それらを授業実践に運用する力が求められます。これらは決して一朝一夕に身につくものではありません。将来、教育に携わるみなさんをサポートするとともに、私自身もみなさんと研鑽を積んでいきたいと考えています。
【現在の研究テーマ】
■単語や文を超えてまとまりのある話を外国語で理解する際の認知プロセス
■英語学習者が能動的にタスクに取り組むことによる教育的効果
■児童が持つ英語の知識や技能、およびそれらを伸ばすための指導法や教材
【学生へのメッセージ】
大学時代は、時間やエネルギーを自分のやりたいことに思いきり使うことができる貴重な期間です。しかし、それ故に、自分から主体的に行動しないと、つい漫然と過ごしてしまいがちです。大学生活を通した目標を思い描き、それを達成するのに必要なものは何かを具体的に見据え、積極的に行動に移していきましょう。みなさんは卒業するときに、「大学生活で○○をやり遂げた!」と胸を張って言えるようになっているでしょうか。私は白鴎大学の教員として、目標に向けて頑張るみなさんの応援をしたいと思っています。
【担当主要科目】
卒業研究、小学校英語科教育法、ゼミナール、小学校英語概説Ⅰ・Ⅱ、教職実践演習(幼・小)