教員氏名 | 奥山 慶洋(オクヤマ ヤスヒロ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 筑波大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程単位取得満期退学・修士(教育学) |
専門分野 | 英語教育学(ESP (English for Specific Purposes)・EAP (English for Academic Purposes)・語彙習得・英語教育工学) |
学協会活動 | 外国語教育メディア学会(LET) 関東甲信越英語教育学会 環太平洋応用言語学会(PAAL) 英語コーパス学会 日本教育工学会 外国語教育学会 |
【主な著書・論文等】 |
---|
(論文) 工学系英語学術論文における懸垂分詞の使用とその特徴の分析 奥山 慶洋 白鴎大学教育学部論集 2021,15(2),1-14 2021年12月 Use of Tense and Aspect in Academic Writing in Engineering: Simple Past and Present Perfect Okuyama Yasuhiro Journal of Pan-Pacific Association of Applied Linguistics, 24(1), 1-15. 2020年8月 ICTを活用した英語教育の未来 ―10年前の研究成果から今後を考える― 奥山 慶洋 白鴎大学教育学部論集 12(2) 139-150 2018年12月 アカデミックライティングの文法的特徴の分析-by句付き受動態を中心に- 奥山 慶洋 『仁科弘之教授退職記念論文集 言語をめぐるX章 言語を考える、言語を教える、言語で考える』 350-361 2017年2月 Analysis of the Use of Passive Voice in Academic Articles in Engineering Okuyama Yasuhiro LANGUAGE EDUCATION & TECHNOLOGY (52) 345-358 2016年3月 高専生および教員の英語学習・教育に対するニーズ分析 奥山慶洋 杉浦理恵 長野眞康 全国高等専門学校英語教育学会研究論集 (29) 1-8 2010年 Examining the Effects of Involvement Load on Japanese EFL Learners’ Vocabulary Retention Katsuyuki Konno, Sachiyo Takanami, Okuyama Yasuhiro, Hirai Akiyo 日本言語テスト学会研究紀要 (12) 46-64 2009年 ビジネス向けソフトを利用した教材作成 マイクロソフト・パワーポイントを例に 奥山慶洋 外国語教育研究 (7) 85-92 2004年10月 (口頭発表 最近のもの) Analysis of the use of gerund and infinitive in academic writing in engineering OKUYAMA Yasuhiro 2022 MEESO International Conference(国際学会・ハイブリッド形式による開催・オンライン参加 開催地:ソウル大学(韓国))(招待発表・査読なし) Analysis of the Use of Tense and Aspect in Academic Writing in Engineering - Focusing on Past and Present Perfect OKUYAMA Yasuhiro FLEAT(Foreign Language Education and Technology) 7, August 8, 2019(早稲田大学)(査読あり) (外部資金) 高専生のための専門知識に基づいた英語専門語彙学習システムの構築 日本学術振興会: 学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 研究期間: 2013年4月 - 2017年3月 代表者: 奥山 慶洋 高専生の英語発信能力向上を目指した英語専門用語データベースの構築に関する研究 日本学術振興会: 科学研究費補助金 研究期間: 2009年4月 - 2012年3月 代表者: 奥山 慶洋 モバイルラーニングと融合した英語語彙学習用eラーニングコンテンツの作成 文部科学省: 科学研究費補助金 若手研究(B) 研究期間: 2007年4月 - 2009年3月 代表者: 奥山 慶洋 Webを利用した語彙サイズ測定テストの開発 文部科学省: 科学研究費補助金 若手研究(B) 研究期間: 2004年4月 - 2006年3月 代表者: 奥山 慶洋 英語の発表語彙習得における教材によるインプットの影響の検証と教材開発 日本学術振興会: 学術研究助成基金助成金 基盤研究(C) 研究期間: 2016年4月 - 2019年3月 代表者: 筑波大学 久保田 章(研究分担者: 嶋田 和成、奥山 慶洋) |
【問題関心】 |
---|
教師を目指す学生の皆さんに、これまでの教員生活で得た様々な経験を伝え、より良い教師になってもらいたいということです。県立高校4年、高等専門学校(高専)14年の計18年間、15歳から18歳(高専の場合は22歳)という成長期の生徒・学生たちと関わってきました。高校教員の時は、生徒たちとの人間関係作りに苦労し多くの失敗も経験しましたが、それと同時に教師という仕事の楽しさや素晴らしさも学びました。また、高専では、高校の先生方と同様の担任業務や部活動指導に加え、海外研修の引率や卒業研究指導などの仕事に携わり、学生たちの成長に大変驚かされました。これらの経験は、私の教員生活にとってかけがえのないものとなっています。一方で、教師という仕事には様々な問題があり、残念ながら多くの先輩教師たちが離職しているというのも事実です。そのような残念な結果にならないようにするため、これから教師になる学生の皆さんがどのような知識・技能を身につけるべきなのかということにも関心があります。 |
【現在の研究テーマ】 |
---|
1.ESP (特定の目的のための英語)とアカデミックライティング指導 ESPとはEnglish for Specific Purpose の略称で「特定の目的のための英語」と訳されます。ESPは学術目的のEAPと職業目的のEOPに大きく分けられ、大学初級レベルでは、学術全般の基本となるEGAPの重要性が提唱されています。現在は、主に、専門分野を扱う学術論文の文体的(文法)特徴を分析し、その成果をアカデミックライティング指導にどう生かしていくかを検証することに興味・関心があります。 2.ICTを活用した英語教育 生徒1人1台タブレット端末の普及や2024年度からの英語科におけるデジタル教科書の先行導入に伴い、ICT活用の知識や技能はこれから教員を目指す学生たちにとって必須のものとなっています。これらの技術を英語教育にどのように有効活用していくかを考え、その具体策を提案するのがこの研究分野です。私の課題研究(ゼミ)のテーマとなっています。 3.(主に第二言語の)語彙習得 第二言語の語彙知識は、外国語習得で最も大切な知識の一つであり、かつ、最も手間や困難を要するものでもあります。第二言語習得研究における語彙習得研究の目的は、別の言語でどのようにして語彙を獲得するのかを知ることであり、現在は専門語彙の習得に関して、文法現象との関連を意識しながら研究を進めています。 |
【学生へのメッセージ】 |
---|
これまでの教育経験から考える教師の仕事とは「生徒・学生の成長を手助けすること」です。「教える」ことは教師の大切な仕事ですが、限られた時間で教えられることはほんのわずかであり、実際には生徒・学生自らが「学びたい」という気にならないと、どんなにたくさんのことを教えても身につきません。そのような手助けができるように頑張りたいと思いますので、学生の皆さんも、教師から「教わる」だけでなく自ら「学ぶ」ことを大事にして授業や課題に積極的に取り組んでください。 |
【担当主要科目】 |
---|
課題研究、英語科教育法Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、英語科教材論、教育実習の事前指導S(英語)、教育実習の事前事後指導S、教職実践演習(中・高)、卒業研究 |