教員氏名 | 藤井 和彦(フジイ カズヒコ) |
職名 | 教授 |
最終学歴・学位 | 筑波大学大学院体育研究科・修士(体育学) |
専門分野 | 体育・スポーツ経営学、レクリエーション論 |
学協会活動 | 日本体育学会、日本体育・スポーツ経営学会、北関東体育学会 |
【主な著書・論文等】 |
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<著書・論文等> ・体罰・暴力根絶のための検討課題について、日本体育学会体育経営管理専門領域 体育経営管理論集第7巻、2015. ・白鴎大学における教職支援の取組と課題、白鴎大学教育学部論集第10巻1号、2016. ・「個人的運動者」の実態と特性に関する研究、白鴎大学教育学部論集第10巻2号、2016. ・よくわかるスポーツマネジメント、共著、ミネルヴァ書房、2017. ・テキスト体育・スポーツ経営学講義、共著、大修館書店、2017. <自治体計画・報告書等> ・文部科学省委託事業総合型地域スポーツクラブを核とした活力ある地域づくり推進事業 実践事例集、とちぎ広域スポーツセンター、2009. ・小山市スポーツ立市振興計画、2014. ・「小山市スポーツ施設整備計画」の策定に向けた「市民意向調査」-分析報告書-、2016. ・栃木県教育振興基本計画2020―教育ビジョンとちぎ―、2016. ・栃木県スポーツ推進計画2020-みんなでつなげようスポーツとちぎ-、2016. |
【問題関心】 |
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人とスポーツとの、より豊かな関わりについて考えています。今日の生活において、人々はスポーツという文化の意味を十分に理解し、その価値を十分に享受しているとは必ずしもいえません。つまり、人々にとってスポーツは益々必要なものであるにもかかわらず、なぜ必要なのか気づかない、どう関わればよいのか解らない、という人たちが多いのです。 自ら「行う」ということだけでなくスポーツを「みる」、他者のスポーツを「支える」といった様々な形で人々が豊かな「スポーツライフ」を送るために「スポーツ経営」が果たすべき役割と、そのしくみを探究しています。 |
【現在の研究テーマ】 |
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体育・スポーツ経営は、「体育・スポーツ事業」とよばれる仕事をすすめることにより、人々のスポーツ環境を整えていく組織的な営みです。しかし現実は、こうした「体育・スポーツ事業」により整えられたスポーツ環境以外で運動やスポーツを行う人が少なくありません。具体的に言えば、スポーツのクラブに参加したり、教室やレッスンを受けたり、スポーツ施設を活用して自由に運動したりする人はまだまだ少なく、道路や公園などで軽運動を個人的に行う人が「スポーツ実践者」の中の多くを占めているという現状があるのです。 このことが、我が国の生涯スポーツにおける人々とスポーツとの関わりを「貧しい」ものにしています。もっと多くの人が、それぞれが持つ力で、スポーツのための環境を活用しながら、軽運動だけでなく様々なスポーツ種目を楽しめるような「スポーツ社会」を創っていかなければならないと感じています。 こうした問題意識を持ち、自治体や各地域のスポーツ実践現場との関わりを築きながら研究をすすめています。 <公的な委員等>(過去3年間) ・栃木県教育委員会 栃木県スポーツ推進審議会 副会長 ・小山市教育委員会 小山市スポーツ推進審議会 委員 ・小山市 おやま思川ざくらマラソン大会実行委員会 委員 ・小山市 ツール・ド・小山実行委員会 委員 ・栃木市市民活動推進授業“とちぎ夢ファーレ”審査委員会 委員長 ・栃木市市民協働ガイドライン策定懇談会 座長 ・日本私立大学団体連合会高等教育改革委員会教員養成問題に関する小委員会 委員 ・神奈川県中井町里都まちスポーツプロジェクト部会 部会長 など |
【学生へのメッセージ】 |
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学生時代に何を学ぶか。大学では「学び方」を学ぶと考えています。確かに4年間の大学生活では様々な専門的知識や技能を身につけることでしょう。しかし、それらは社会に出てからいつまでも長きに渡り「役に立ち続ける」ものではありません。学生時代に身につけたことを武器に一生仕事をしていくことは到底不可能です。常に新しい知識や技能を身につけながら働いていかなければならないのです。学生時代に「学び方」を身につけていない人は、その時に大変な苦労をすることになるでしょう。 ですから、学生時代には良いことも(悪いことも)どうすべきかを自分で考え自分で決めて下さい。自律的な学びをすすめて社会に巣立って下さい。様々な失敗や挫折もあるとは思いますが、それが自律的に取り組んだ結果であれば、皆さんのそうしたチャレンジを全力でサポートしていきたいと考えています。 |
【担当主要科目】 |
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レクリエーション理論・実技・実習、 卒業研究、野外運動A(キャンプ)、野外運動B(雪上)、体育・スポーツ経営学、スポーツ科学入門、スポーツマーケティング 、ニュースポーツ 、体育・スポーツ実践事例研究、スポーツインターンシップⅠ、専門演習A1・B1 |