教員氏名 | 新井 佐恵子(アライ サエコ) |
職名 | 特任教授 |
最終学歴・学位 | デューク大学(The Fuqua School of Business)・経営学修士(MBA) |
専門分野 | ベンチャー経営・ベンチャーファイナンス・コーポレートガバナンス・財務会計・ファミリービジネス |
学協会活動 | 日本ベンチャー学会、日本公認会計士協会、日本監査役協会日本監査役協会、International Corporate Governance Network、実践コーポレートガバナンス研究会、日本ファミリービジネスアドバイザー協会 |
【主な著書・論文等】 |
---|
【著書】
『21世紀の経営と経済』(共著)中央大学出版部 2005年 ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 VUCA(Volatility,Uncertainty,Complexity,Ambiguity)の時代(将来を予測することが困難な時代)と言われている現在は、変化を続けている。デジタル技術の急速な変化、気候変動、人口減少による構造変化、パンデミックによる働き方やライフスタイルの変化を日々体験している。持続可能な社会をつくり、生き残っていくために、ベンチャービジネスの存在意義は高まっている。 日米を通して、ベンチャービジネスに関わってきた。公認会計士として、会計監査を行い、株式公開準備企業を支援し、インターネットベンチャービジネスのCFO(最高財務責任者)として東京証券取引所のマザーズ市場(現グロース市場)第1号として株式公開を達成した。日米のベンチャー企業の資金調達、経営アドバイスを行ってきた。さらに、不動産業、製薬業、金融業の上場企業や大会社(会社法)やテック関連ベンチャービジネスの社外役員を務めている。 このような実務家としての経験を重ねながら教職に携わる者として、次のような問題関心を持っている。ベンチャービジネスの社会的役割は何か、中小企業が会社の大多数を占めている日本経済の中で、地域経済にベンチャービジネスが及ぼす影響、あるいは、逆に、地域経済からベンチャービジネスが受ける影響は何であろうか。ベンチャービジネスが存続していくために、見えるものと見えないものをどのように評価していくべきか。 ベンチャービジネスが、存続し成長していくためには、資金調達が欠かせないが、ベンチャービジネスにとってファイナンスの役割は何か、どのようなファイナンスの方法があるか、資金調達を続け、投資家や債権者の信頼を得るためにどのようなガバナンスが必要かなどに関心がある。 【現在の研究テーマ】 ベンチャービジネスの社会的役割 ベンチャービジネスの持続可能な企業になるためのファイナンス ベンチャービジネスの価値評価 大企業、中小企業及びベンチャー企業のコーポレートガバナンス ファミリービジネスにおけるコーポレートガバナンス 【学生へのメッセージ】 変化が激しく予測が困難な時代の中で、自分をきちんと見つめ、自分らしく生きることの重要性が問われている。様々な体験や人との関係性により、自分の得意とするところをつかんでいってほしい。そのために、幅広い分野の学修をすることはもちろんのこと、音楽、美術品、パフォーマンス、文学などに触れて、多くの人と出会って会話をする経験を積んでほしい。自由にできる時間が比較的多い学生時代がチャンスである。そして、公私ともに、自分の得意分野を伸ばすような生活を目指してほしい。 講義を通して、考える力と表現する力を育み、生きる力を支援する教育を目指している。 |