教員氏名 | 髙木 孝紀(タカギ コウキ) |
職名 | 准教授 |
最終学歴・学位 | 名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了・博士(経済学) |
専門分野 | 経営学(経営組織論、経営戦略論) |
学協会活動 | 経営学史学会、組織学会、日本経営学会、日本情報経営学会 |
【主な著書・論文等】 |
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[論文]
髙木孝紀(2012)「組織の自律性と秩序形成の原理」経営学史学会編『経営学の思想と方法』文眞堂, pp. 93-103.(査読付) 髙木孝紀(2013)「産業集積のメカニズム―組織間関係論の視点から―」『経済科学』第61巻第1号, pp. 35-47.(査読付) 髙木孝紀(2014)「組織と階層」岸田民樹編著『組織学への道』文眞堂, pp. 1-29. 内藤(髙木)孝紀(2016)「Loosely Coupled System理論の体系化と一般システム理論」『経済科学』第64巻第1号, pp. 23-33.(査読付) 髙木孝紀(2019)「組織論におけるマルチパラダイムの可能性」 経営学史学会編『経営学の未来』文眞堂, pp. 91-101.(査読付) [Developmental Paper] Takagi, K. (2015) “Hierarchy and Network,” British Academy of Management Conference 2015. ( British Academy of Management Organizational Studies Best Developmental Paper Award受賞論文) ◆◆◆◆◆ その他 研究内容・学生へのメッセージ ◆◆◆◆◆ 【問題関心】 以下の3つに関心をもっています。 1.組織の原理としての階層に関する研究 なぜ階層が出現するのかという、階層が生成するメカニズムを心理学や社会学の行為論も取り入れて研究しています。 2.組織間関係としての産業集積に関する研究 衰退しつつある日本の産業集積を再興させるための重要な概念である「柔軟な専門化」について研究しています。 3.個の自律性を強調したポストモダン組織に関する研究 緩やかに結びついたシステム(Loosely Coupled System)、ネットワーク、リゾーム、ティール組織など、ポストモダンにおける新しい組織のマネジメントについて研究しています。 【現在の研究テーマ】 現在は、「両利き組織(ambidextrous organization)」のマネジメントについて研究しています。組織が長期的に存続するためには、活用(既存事業)と探索(新規事業)の両方を実施しなければなりません。そのために、両利き組織のシニア・マネジャーは、活用と探索についてパラドックス的に思考して、複数の役割を果たさなければなりません。現在では、活用と探索のパラドックスに対処するシニア・マネジャーの特徴や意思決定プロセスを理論的、実証的に研究しています。 【学生へのメッセージ】 専門は、組織論、戦略論です。経営学を中心とした文献を読み込むことで、基礎的な知識を身につけ、応用力への土台を築きます。身につけた知識をもとに議論しながら、情報を収集し分析する能力、コミュニケーション能力を高めます。大学時代に習得した学習力は、就職活動だけでなく、就職後の社会人生活においても役立ちます。 |