2018経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小笠原 僚
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Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小笠原 僚
三か月間の留学生活を経て感じたことは祝日の祝い方の違いや、授業はディスカッションやプレゼンが多いなど色々あるが、私が最も印象に残っているのは、ビクトリアの人々はとても親切でフレンドリーということだ。
親切だと感じたのは二つあり、一つ目はバスの中での乗客の行動だ。バスの中には、日本と同じく優先席がある。ビクトリアの人は、体が不自由な人、年配の方が乗車してきたときに優先席に座っていた人が席を譲るのが普通のように行われていた。また、周囲の人も気を利かせて道を開けたり、優先席に座っている人に席を譲るように言ったりしていた。また、優先席ではなく後ろの席に座っている人も荷物の多い人などが来たときは遠くから声をかけて席を譲っていた。日本でも優先席は譲ろうなど教えられてきているが実際に行っている人はどのくらいいるだろうか。おそらく、多くの人は誰かが譲るだろうと人任せにしているか、自分には関係ないと見て見ぬふりをする人が多いように見える。そして、優先席でなければ譲らなくてもいいと思っている人もいるはずだ。実際に私もそのような考えを持っていたのでこの行動を見て驚いた。また、バスの乗客は降車の際に運転手に向かって「ありがとう」と必ず喋ってから降車している。感謝の気持ちを口にして伝えていた。この点も日本とは違うところだと感じ、当たり前のように実行しているのが素晴らしく日本でも実践するべきだと思った。
二つ目は運転手の親切さだ。ビクトリアでは信号機の有無に関係なく横断歩道では、運転手は必ずと言っていいほど一時停止をして歩行者を横断させてくれる。歩行者の人が横断歩道にいると運転手は止まってくれ渡っていいよと合図をしてくれる。車が渡ろうとしている時でも歩行者がいると車を停めて渡らせてくれるので時々申し訳ない気持ちになったのですが、ホストファザーに聞いたところこっちだと普通だよと言っていてとても驚いた。日本だと特に車の通りが激しいところだと停まってくれる人のほうが少なく歩行者は渡るのが困難な時があり、誰かが停まってくれるのを待つ必要があった。日本では信号機のない横断歩道は不便だったが、ビクトリアでは全く不便でなかった。また、日本だとゆっくり渡ると運転手が怒ったりするときもあるが、ビクトリアの人は怒るそぶりを全く見せなく笑顔で見ていた。この光景を見るたびに優しいと感じていた。
フレンドリーと感じた理由はよく話しかけてくれることだ。お店で注文した時には「いい選択だね」や「味はどう」など何回も話しかけてくれ初めてで緊張していてもいつの間にか緊張がほぐれて楽しめていた。会計が終わったら「Have a good day」と言ってくれるので嬉しかった。日本では注文などがないとき以外は店員と話すことがなく、会計時には会話がほとんどないので新鮮な経験だった。また、バス停でも「何処に行くの?」などの軽い会話を初対面でもするので最初は戸惑っていたが次第に話すのが楽しくなっていた。
このように私は3か月間の留学生活で日本にいるだけではできないようなことも経験し、考え方も少し変わった。これから生活していくうえで、学んだことや感じたことを大切にして行動に移していくべきと考えている。最後に留学を通じて感謝というものを改めて大切とわかったので携わったすべての人に感謝したい。