白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2018経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

~日本とカナダの価値観の違いから学んだこと~

岩淵 真子

私はこの3か月間で日本とカナダ及び他国との物事の価値観の違いを感じることができました。特に私がそのように感じたのには3つ理由があります。第一に時間感覚の違い、第二にコミュニケーション方法の違い、第三に国民性です。

まず、時間感覚の違いについてですが、これは多くの人が感じたことだと思います。カナダは時間にルーズな面があり、特にバスは予定通りに来ることは少なく、10分遅れは当たり前、時には予定時刻よりも先に行ってしまうこともありました。留学当初、ホストマザーに「休日はバスの本数も利用者も少ないから10分以上前に行かないと乗れないよ」と言われ初めは何を言ってるのだろうと思いましたが、実際にバス停に行ってみると本数が少ない時間帯であるにも関わらず予定より15分も早く着き私が乗るとすぐに出発してしまいました。日本ではありえないことですが、カナダでは普通のことであり、これらのことに対して、怒っている人を見たことがありません。

そしてコミュニケーション方法については文法よりも伝えようとすることが大事であると感じるようになりました。最初の頃は友人と会話をする際に単語が分からず会話が中断されることが多く、長時間会話を続けられることができませんでした。しかし、自分の知らない単語や少し説明が難しい話の時にも今自分が知っている単語を用いて違う説明をしたりジェスチャーを用いて会話したりする方が伝わることに気付きました。また、会話をしたり人とすれ違ったりする時に日本人はあまり目を合わせないようにしようとしますが、カナダや多国の方々は話すときに相手の目をしっかり見て話すことが多いです。周りの人とのコミュニケーションを大事にしている国であると感じました。

最後に国民性として私が日本も見習うべきであると感じた習慣としては常に感謝を伝え合うことです。例えばバスを降りる際には必ず運転手にThank you!と伝えますし、また、カナダではハロウィンやクリスマスなどにちなんだ様々なイベントが開かれていましたが、子供だけでなく大人も楽しんでいたのが印象的でした。

私はこの3か月間の留学を通して大きく成長できたと感じています。特に積極性やスピーキング力並びにコミュニケーション能力が向上したと感じています。最初の頃はホストファミリーや多国の友人と会話をする時に言いたいことがあっても単語や文法が分からず調べながら会話をしていましたが、後半には日本について尋ねられた時や分からない単語が出てきても違う言い回しをしたりジェスチャーを交えたりすることで会話をすることができました。その結果他国の友人とも長時間会話をしたり笑ったりすることができるようになりました。この経験は私にとって大きな自信に繋がりました。また、優しいホストファミリーや素敵な友人に出会えてとても良い経験となりました。この貴重な経験を将来活かせるように今後も努力していきたいです。