2018経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小野里 一輝
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2018経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
小野里 一輝
私が今回なぜこのプログラムに参加しようとしたか、それには理由があります。まず一つ目は、ある体験をしたからです。それは以前、日本のコンビニで外国の方に話しかけられた時、簡単な質問をされ、理解することはできたのですが、それに対して返答することができませんでした。その悔しさが1番の原因だと思います。
二つ目は日本以外の場所で日本にいるときでは体験できないような価値観や世界観を感じてみたいと思ったからです。3ヶ月過ごしてみて、色々と違いが見えてきました。
まず、人の違いで感じたことは、アメリカではいい意味で他人に興味がなく、日本は悪い意味で他人に興味があると言うことです。例えば、アメリカの人は誰かが街中でピアノを弾いていたり、ギターを演奏しながら歌っていたり、何かをしていてもすぐに受け入れられる感じがしました。また、一人ひとりが主張が強いので、あまり群れることがなく、気持ち的に少し楽でアメリカの人はとてもポジティブライフを送っていると感じました。反対に日本で言えば、何か問題が起こった時にそれを嗅ぎつけて寄ってたかって指摘し、世間一般論を押し付けたりするところがあります。そういったところは日本では少し窮屈に感じる時があります。また日本はとても団体意識が高いと思いました。
続いてサービスについての違いです。日本のいいところは「おもてなし」サービスがいいと思いました。「お客様は神さま」とよく言われるように、接客は本当に素晴らしいとアメリカに来て感じました。アメリカのスーパーの店員は日本の店員とは違って人間味あると言えます。例えば、レジで会計をする時にアメリカの店員は普通に話しかけてくることが多々あります。「元気?」や、「どこ出身なの?」といった日常的に友達と話をしているかのような雰囲気で話しかけてきます。これは日本ではあまり見ることができない光景です。私はこのようなシチュエーションに慣れていなかったため最初はとても驚き、またよく聴き取ることができませんでした。しかし、少しずつ慣れてくると聴き取れるようになり、それに対してリアクションを取れるようになりました。けれども私的にはこの唐突な絡みが苦手なのでどちからかと言うと、日本の方がよく思えてきます。
そのサービスについて気づいた点がもう1つあります。それは、マニュアルについてです。日本の接客は店員とお客様という関係であり、ある程度のマニュアルが存在するように、きちんとしていると言えます。しかしアメリカはそういった感じがなく、どちらかと言うと人と人といった感じで接客をしているのでマニュアル感が全くないと言えます。驚いたことは、私が靴を買おうとした時に、サイズを探してもらおうと店員に聞いたのですが、店員同士で靴を投げ合って探しに行かせたことがありました。それはちゃんと商品として置かれているのにもかかわらず、また人前で投げ合っているところを見てとても不快になりました。日本では商品は丁寧に扱うことが普通とされていますが、アメリカはそういった違いがありました。ですから、私はサービス面では圧倒的に日本の方が好ましいです。また日本はとても便利な国だと思いました。例えば、自販機が多いことです。日本では100メートル歩いていれば一個は見つかりますが、アメリカの場合は基本的に外に自販機はありません。これは治安の良い悪いが関係していると思いますが、お店に入らないと飲み物を買うことができないので、とても不便でした。コンビニの数や交通手段も日本の方がすぐ手に届く範囲内にあると思うので、そこが違いでした。
アメリカに来て日本とアメリカの良さ悪さを改めて気づきました。自分の中での価値観なども少しずつ変わってきたと思います。この留学に参加でき本当に良かったです。