白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2018経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

-日本とアメリカの違い-

小川 美咲

私はアメリカに三か月留学して、たくさんのことを体験できたと思います。この留学で、語学力やコミュニケーション力が上がり、日本とは違う文化を感じることができました。ホームステイは今回が初めてで、最初のころはイエスやノー、単語のみしか言えなかったのですが、時がたつとともに、文章を英語でしゃべれるようになりました。ホストファミリーと会話が続いたときはとても嬉しくて、次も頑張って喋ろうと思いました。アメリカで生活していて、日本と違うと感じることがたくさんありました。

まず、イベントに対する姿勢が日本とは違うと感じました。アメリカの学校では時々、ダンスパーティーがあり、みんな自由に踊っています。日本の学校ではダンスパーティーのようなものがないので、とても新鮮でした。そして、特に印象に残っているイベントはハロウィンです。学校にみんな仮装をしていって、お化け屋敷や食べ物、パーティーを楽しみました。ハロウィン当日には、夕方仮装して、一般のお家を回りました。どの家も装飾がすごく、栄えている地域には、たくさんの人が集まっていました。小さい子供から、大人まで仮装を楽しんでいて、お菓子をもらっていました。私も、色んな家を訪ねTrick or Treatと言って、たくさんのお菓子をもらうことができました。日本のハロウィンは、若者が仮装して東京に集まり、ただ騒いでいるだけで、Trick or Treatと言ってお菓子をもらう文化がないです。アメリカのハロウィンを体験して、日本もアメリカのようなハロウィンの楽しみ方をすればいいのにと、とても思いました。

次に、アメリカ人の性格についてです。アメリカ人はフレンドリーというイメージがありますが、本当にフレンドリーだと感じました。実際に、知らない人同士が楽しく会話をしているのをよく見ます。学校の生徒もすごくフレンドリーなので、話しかけてくれて、すぐ仲良くなれるのがいいと思いました。お店では、いつも店員がHow are you? と聞いてきます。また、商品を見ていると必ずと言っていいほど、話しかけてきてきます。アメリカで生活していてもお店で話しかけられることは、なかなか慣れませんでした。英語があまり聞き取れないのと、日本では店員にあまり話しかけられることがないからです。留学の後半でやっと慣れてきて、「見ているだけです。」や「こういうのを探しています。」など、店員と会話できるようになりました。アメリカはチップ制なので、積極的にお客さんに話しかけて、チップをもらおうとしているのかな、と時々感じます。お会計のときには、挨拶や、小話をしてくる店員もいます。次のお客さんがレジに並んでいても、店員は急ぐ様子がなく、お客さんと会話を続けているのを見ると、アメリカらしいと思います。

アメリカには本当に色々な人がいて、個性が強い人ばかりです。多くの日本人は周りの目を気にしてばかりで、周りと合わせ、普通を装おうとしていると思います。私もアメリカに来た初めのころは、周りばかり気にして、バスの中で大きな声で電話している人や、周りと違う人がいると、ついその人を見てしまいました。しかし、現地の人は全く気にしている様子がなかったです。アメリカで生活しているうちに、私も周りのことや、他と違う人を気にしなくなり、自分と違う価値観、文化、考え方を受け入れられるようになりました。アメリカ留学を通して、いろいろな物事に対しての私の考え方が変わったと思います。今では、人はそれぞれ個性があり、自分とは違う価値観、意見を持っているのは当然で、それを受け入れ、理解できるようになりました。この留学で身についた視野の広さを、将来に活かしていきたいです。