白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2018経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

-アメリカでの生活-

荒井 実良乃

私は3ヶ月間、アメリカのタコマにあるTacoma Community Collegeに留学をしました。アメリカの学校に通いながら、ホームステイをして現地の方達と実際に同じ生活をした中で、たくさんの異文化を体験することができました。たくさんの異文化を体験しましたが、大きく3つに分けて述べたいと思います。まず1つ目は、食事生活です。アメリカの朝食は基本、パンやシリアルですが、私の場合の朝食は、家では食べずに授業の合間に食べていました。なぜなら、私のホストファミリーは料理が趣味で、毎晩本格的な各国の料理を食べることができましたが、量も多く朝まで満腹感がありました。昼食は、食パンやベーグルなどが常備されているので、自分でサンドイッチを作り、その日の気分によって飽きないように考えながら作りました。学校の近くにはタコスのお店や、マクドナルド、スーパーがありそこで昼食を買う機会も多々ありました。アメリカの外食で驚いたこと、気をつけた面はカロリーです。全てのメニューにカロリーが表記されていて、1000キロカロリーを超える食べ物が多くとても驚きました。しかし、せっかくのアメリカ生活なので1000キロカロリー以上の食事も食べることができました。また、食事の費用が日本と比べて少し高いなと感じました。夕食は大体、ワンプレートで食事が出てきます。スナック菓子もワンプレートの上にトッピングされていることもあり、一緒に食べることもありました。私のホームステイ先では、メキシコ料理、イタリア料理などが多かったです。2つ目に、学校生活です。アメリカはやはり日本とのスタイルとは異なっていました。日本の小学校のような先生に指されて質問に答えるタイプだったので少し戸惑いもありましたが、友達の助けもありながらも答えることができていました。しかし、答えを正確に伝えたはずでしたが、先生に伝わらず、「この子は理解していない」と認識されたのは少し不満を感じました。しかし、しっかり大きな声ではっきりと伝えていれば、そのような認識を持たれずに済んだのかなと思います。私はレベル2の授業を取っていましたが、自分に合っていなかったので最初に変更しとくべきだったと後悔しています。また、私のクラスはアジアの学生が多くあまり現地の人とコミュニケーションを取る機会が少なく感じました。授業は主に文法、発音、読み書きの授業を受けました。月曜日と水曜日が3コマあり、その他の曜日は全て2コマの授業でした。2コマの授業の時には休みの時間が2時間と長く感じ、カフェテリアにいることが多く、そこの場所では他の留学生とコミュニケーションを取ることができました。3つ目はイベントです。私はこの3ヶ月間でイベントに参加したものは、ハロウィン、サンクスギビングデー、ホームカミングなどです。ハロウィンでは、学校でパーティーを楽しんだり、ホームステイ先の人と一緒に近所を歩き回ったりしました。最初は着ぐるみなどお金がかかるので、仮装をするつもりはありませんでした。しかし、アメリカの人たちの仮装の本気具合を見て、私も一緒に楽しみたいと思い、誰でも知っているピカチュウの着ぐるみを買い、パーティーとハロウィン当日に仮装をしました。近所を一緒に歩いていると、「ピカチュウ知っている、とても可愛い」などと子供達からも好評だったので嬉しかったです。サンクスギビングデーに初めて参加し、私はホームステイ先の知人の家に行きました。サンクスギビングデーにおける基本の食事、ターキーやハッシュドポテト、クランベリーソースなどご馳走になりました。子供含め約30人が集まり、とても新鮮でした。そして、ホームカミングではドレスを着て、ダンスパーティーなどを行いました。私はドレスに躊躇したので着ませんでしたが、せっかくのドレスを着るチャンスを見逃してしまったと後悔しています。あまり話したことがない人とも、こういったイベントでは積極的に話しかけられるので、とても楽しかったです。

私がこの3ヶ月間で異文化を体験したことはたくさんあります。バスを待っていた際に、「私、このバスに乗りたいので2ドルください」また、タコマに来た当初はバスに乗る方法も分かっていなく、困っていた際に声をかけられ教えてもらいましたが、「私は君たちにバスの番号、時間を教えてあげたので2ドルくれ」などと言われたこともありました。お店や学校などで、日本ではありえない行動でも、アメリカでは許される文化があり、驚くことばかりでしたが、とても勉強になった留学生活でした。そして、大切だなと感じたことは、学校やお店で聞き取れなかった英語はもう一度聞き直し、積極的に英語を話すことで相手にとても褒めてもらえます。褒めてもらえること私自身、力となり励みになりました。アメリカでの生活は、苦しいこともありましたが現地で異文化に触れることで、異国の地について視野が広がりました。