白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2018経営学部海外留学プログラム 
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験

-衣食住の違い-

船山 パトリシア

私のカナダでの三か月間の留学生活は日本とは異なることばかりでした。国民性、公共交通機関、生活習慣など様々なところで違いを感じました。その中でも、衣食住の違いについて驚きました。

はじめに、衣服の違いについてです。日本ではワンピース、ワイドパンツやヒールなどのおしゃれな靴を履いている人が多く見られます。一方、カナダでは基本的に、チェックシャツ、ジーンズ、パーカー、Tシャツ、スニーカーのようなシンプルなスタイルが多いです。そして最も驚いたのがカナダ人の女性がレギンスを一枚で履いていることです。日本でレギンスを履くときはスカートに合わせるのが普通だったのですが、カナダで日本のように着ている人は一人もいません。最初は戸惑いましたが、慣れていきレギンスを一枚で履くようになりました。しかし、レギンス一枚だと落ち着かないので長めのトレーナーを着たりシャツを腰に巻いたりして着ていました。レギンスのほかにも日本のスタイルの服を着ていると、ホストマザーに「おしゃれしてどこ行くの?」とよく言われました。このようなことがあり、ファッションの違いがあることに気づきました。

次に、食べ物の違いについてです。日本では白米、主菜、副菜、汁物が一般的な食事スタイルです。一方、カナダでは基本的にはメインとそれに沿えるサラダなどのシンプルなものです。私のホストファミリーは健康食を好む家庭で、朝食はシリアルあるいは、野菜と果物のスムージー、昼食は前の晩の残り物かグルテンフリーのサンドイッチ、夕食はオーガニックの野菜とサラダチキンという健康的なものでした。海鮮類が食べられない方だったので、魚介類が好きな私には少し辛く感じました。しかし、ホストファミリーの食事スタイルで病気になることもなく、肌の調子も良くなり、異国の地で健康的に過ごすことができたと思います。

最後に、住居についてです。日本では和式の家もあれば、洋式の家もあります。カナダの家は日本の洋式の家と似ています。異なっているところは、玄関に段差がなく、キッチンが広く、地下室を部屋として使用していて、家中がオールヒーティングシステムなことです。玄関に靴を脱ぐための段差はないですが、カナダは日本と同じく靴を脱いでから家に入るところが共通しています。日本では地下室がある家はなかなかないですが、カナダではよく見られ、そこを部屋として使っています。私の部屋も地下室でした。地下室からの音は上から聞こえにくいのでプライベートの空間がありとても気に入っていました。また、家中がオールヒーティングシステムなことは、とても驚きました。日本では毎年寒い時期になると、温かいお風呂場から急に冷たい脱衣所に出ると温度の差に困っていました。カナダでは廊下やトイレ、お風呂場までどこも温度が一定なので、とても快適でした。北海道でもオールヒーティングシステムがあると知りましたが、寒い地域だけでなく日本中の家にあるといいなと思いました。

このように私は三か月間の留学を終えて、どれも日本とは違った文化でしたが、慣れると日本よりも心地よいものが多かったです。留学をして自分の中の世界や視野も広がり、とても有意義な留学生活でした。留学という貴重な体験に関わってくださった家族、先生方、クラスメイト、ホストファミリーに感謝したいです。留学で学んだことを活かし、将来に役立て頑張っていきたいです。そして、留学は、世界からたくさんの人々がきているので、英語のほかに色んな言語も学べる機会があり、多くの言語を話せるようになりたい私にとってカナダは非常に適した国でした。