2018経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
中山 涼夏
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2018経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
中山 涼夏
この三ヶ月は私にとって、とても濃い三ヶ月でした。日本とカナダの文化の違いに驚くことが多々ありました。最初の頃特に困ったことは、バスが時間通りに来ないことです。予定時間より10分前後ずれていることも多々ありました。時間通りに来ることの方がむしろ少なかったように感じます。日本のバスが毎回時間通りに来ることは凄いということに改めて気がつきました。逆にカナダのバスがすごいと思ったのは、全バスにスロープ板がついていたことです。また、車椅子の方が乗るスペースを作れるように、前方の座席が折りたたみ式になっていたのも素晴らしい工夫だと思いました。日本でも取り入れられたら、もっと多くの方が利用しやすくなると考えました。バスを待っている際には、知らない方から話しかけられることも何度かあり、フレンドリーな方が多いと感じました。
毎週金曜日になると、どのお店も多くの人で溢れていました。学校でも、毎週金曜日に無料でクッキーやコーヒーを貰えたり、楽しいアクティビティがあったりしました。金曜日に家にいると、ホストファザーに金曜日なのにどこにも行かないのか、と聞かれたこともありました。日本以上に週末を楽しむ文化があると感じました。祝日やイベントごともすごく派手で、みんな楽しんでいました。実際に留学中に体験できたのは、ハロウィンとサンクスギビングデーです。ハロウィンには、ホストファミリーと一緒にかぼちゃのカービングをやったり、子供達は仮装をして、お菓子をもらいに近所のお家をまわったりしていました。ハロウィンの時期だけ開かれているお化け屋敷にも行きました。想像していたよりも本格的で、とても怖かったです。サンクスギビングデーのディナーの際には、ホストファミリーの親戚や友達がたくさん来たり、食事も豪華だったりとすごく賑やかでした。また、祝日は多くのお店が休みか早く閉店していました。日本では、祝日であっても通常営業がほとんどなので驚きました。
食文化の違いを感じることも多々ありました。朝食は基本的にシリアル、昼食はサンドイッチ、夕食はチキンやパスタ、ピザが多かったです。日本では軽食と呼ばれるような、ホットドッグやサンドイッチが夕食として出て来たときは驚きました。また、私のステイ先では、ほとんど毎日ホストファザーが夕食を作っていました。珍しいことだと思ったので、友達に聞いてみると、そういった家庭が多くありました。料理だけでなく、洗濯や子供達の宿題を見るなど、家事や子供達の教育にも積極的に関わっていると感じました。
この三ヶ月間、様々な異文化体験をしました。実際に異文化に触れることで、様々な考え方や価値観を知ることが出き、自分自身の価値観や視野が広がりました。また、異文化理解が深まるとともに、自国文化の良さにも改めて気がつくことができました。振り返ってみると、楽しいことばかりではなかったけれど、留学をしてよかったと心から思います。今後もこの三ヶ月を通して学んだことを忘れず、もっと成長していきたいです。