2017経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
中山 香穂
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2017経営学部海外留学プログラム
Tacomacommunitycollege 私の異文化体験
中山 香穂
この3か月間私は今までにないような経験をたくさんしました。驚いたこと、辛かったこと、楽しかったこと。どれも今では大切な思い出の一つとなっており、これからの自分のためになると思います。今までで1番濃い3か月間でもありました。
まず一番初めから私は家の中の靴のことについて驚きました。各家庭にもよると思いますが、私のホームステイ先ではスリッパを履いてと言われました。しかしホストファザーは裸足で、家に帰ってきたばかりの子供は土足で私はスリッパで、とみんなバラバラでそこらへんも感覚の違いかなと思いました。
次にバスのことについてです。次のバス停の名前を言わない、もしくは聞こえない程度で言うということです。最初は自分の家の最寄りのバス停でさえ乗り過ごしそうになっていました。始めて行く場所も同様にどこで降りるのかわかりませんでした。そこでグーグルマップやトランジットという去年留学に言った先輩方から教えてもらったアプリたちがとても役に立ちました。それからホストマザーが教えてくれた、BCトランジットのホームページでも時刻表を細かく見ることができました。
そしてやはり食生活についての驚きも大きかったです。家庭によっては野菜しか食べない家もあったと聞きましたが、私のホストファミリーは逆に野菜を全く食べない家庭でした。気を付けていないと野菜を1日中一切食べないという日もありました。そこで初めて野菜を食べたいと強く思いました。日本では意識しなくても野菜を食べる習慣があったためこんなに思ったことはありませんでした。しかしこのことをホストファミリーに相談したらすぐ野菜を買ってきてくれました。
それから外食が高いとも感じました。ビクトリアでは消費税の種類が2つあったため、とても税金が高く感じました。もともと値段の高めなレストランの食事も税金が入ることでさらに高くなり日本の物価の安さに気づきました。スーパーやドラッグストアでも安いと思った商品が税込の値段になるとそれほど安く感じなかったことは複数回ありました。
次に授業の形式にも驚きました。中でも驚かされたのは、スマートフォンを取り入れた授業です。先生が作ったクイズ形式の問題に各自のスマートフォンで答えていくというものでした。この方法はとても画期的だなと思いました。楽しく学べ、さらに点数を競いクラスの中で順位付けされるためとても楽しく集中して取り組めました。また、授業中は日本と違い飲食が可能な事にも驚きました。私のクラスではよく朝ご飯を食べている生徒がいて不思議な感じがしていました。私はクラス分けで自分のレベルよりも上だなと感じるクラスに入ってしまい、最初は上のクラスには入れてうれしい気持ちでしたが、段々難易度が上がり自分だけついていけてないと感じることがたくさんありました。他のクラスメイトはみんな授業にちゃんとついていけていて焦りを感じずにはいられませんでした。そして追い打ちのようにプレゼンがたくさん出て、今までの人生で一番つらいと感じた時がありました。さらにプレゼンで一度失敗してしまい先生にかなりきつく言われたときもありました。しかし先生にわからないと思ったときにすぐ聞くようになり、クラスでの友達ともとても仲良くなり始め、プレゼンの回数も増えてきた時にはつらいという気持ちを乗り越え、クラスが居心地のいいものへと変わっていきました。最初は毎日行きたくないと思っていた学校がとても楽しく充実したものに変わり、初めて諦めなければいつかは成果が出るということを知りました。
このように私はこの3か月間の留学を通して大切なことを学ぶことができました。今までで一番長いようで短いと感じる濃い3か月間となりました。達成感もありました。これからはこの留学で学んだことを思い出し、諦めない気持ちを忘れずどんな困難にも立ち向かっていきたいです。