私は、三か月の留学の中で様々な経験をしました。多くのことを見聞きし、実際に経験し、学ぶことができました。カナダでの生活は驚きと発見に満ちていて、自分自身の視野が広がりました。その中でも日本と大きく違った点が、生活習慣です。まず、カナダの人々はとても気さくで知らない人でもしばしば話しかけられることがあります。例えば、私が友人とビリヤードをしているとき、私は上手ではないので何度もミスをしていました。すると、それを見ていた人が笑いながら話しかけてきました。他にも、バスを待っているときや買い物をしているときなど、多くの場面で話しかけてくれます。また、道路を渡るときは必ずと言っていいほどに車は止まり、道を譲ってくれます。ホストファミリーの家では、ホストファザーとホストマザーが一緒に夕食を作っていたり、休日は一日中子供と遊んでいたり、家族をとても大切に思っているようで素晴らしい文化だと思いました。祝日は親せきやホストの友人を招いてパーティーをしていて、賑やかでした。私も真似していきたいと思うような事が多くありました。反対に、驚いた点は、ホストファザーは出勤せずに家の中で仕事をしていたことです。後から友人にこの話をすると、同じだという人がたくさんいたので更に驚きました。他にも小さい子供は夜八時前後には寝てしまい、ホストファザーとホストマザーも日付が変わる前には寝てしまうことには日本との違いにカルチャーショックを受けました。

しかし、よくないなと思う点も多くはないですがありました。ダウンタウンに行くとホームレスがたくさんいてお金を求めてきたり、たばこやバスパスを買ってくれと話しかけれたりしました。また、日本とは違いマリファナが合法なので売りに来る人もいたそうです。他にも、お店の商品が壊れていたことや物価がとても高いことなど過ごしづらい点はありました。ですが、それ以上に良いところがたくさんあったのでまたカナダで留学してみたいと強く思います。

学校では様々な国の留学生がいたのでたくさん交流する機会がありました。その人たちは、日本人は皆シャイだと言っていましたが、私もその通りだと思いました。授業中に答えがわかっていても挙手しないのは日本人だけでした。他の国の人は挙手すらせずに発言するような積極性を持っていたので自分が少し情けなく感じました。授業においてだけではなく、全体的に自分も含めた日本人は他人の目を気にしすぎていると思います。反対に日本人は他人を思いやって行動できるので他国の人と仲良くなりやすいと自分は感じました。しかし、私はほぼ受け身で英語に自信もなかったので留学生活前半はあまり日本人以外の友人を作ることができませんでした。次回、留学に行く機会にはこれらを課題にします。

私は、カナダへの留学で大きな成長ができたと感じます。今まで全くイメージできなかった将来の夢も曖昧ですがイメージできるようになりました。しかし、出来なかったことへの後悔も多く、これから留学に行くときはさらに多くのことを学び帰ってこれるようにしたいです。