2016経営学部海外留学プログラム
University of Victoria 私の異文化体験
佐藤 魁星
経営学部海外留学プログラムとは | 留学先大学 | 先輩からのメッセージ |
異文化体験報告書 | もっと知りたい留学生活! | 経営学部海外留学プログラム Facebook公式ページ |
2016経営学部海外留学プログラム
University of Victoria 私の異文化体験
佐藤 魁星
私はこの3ヶ月でたくさんの事を体験してきました。その体験の中でも、私は自分を表現することが最も重要なことだと感じました。それは、買い物や食事、スポーツをプレーする上でも重要なことです。何を買いたいか、何を食べたいか、自分はどんなプレイヤーなのか。カナダの人々は、自分が何をしたいか言うとそれを受け入れ、また自分はこんな事がしたいと自分を表現してくれました。さらに話は将来何したいか、彼女はいるのか、日本のどこに住んでいるのか、などとプライベートな話にまで膨らんでいきました。日本人の考え方、国民性を否定する訳ではありませんが、もし、日本で見知らぬ人にこのような質問をされたら人々はどう思うでしょうか。私は大半の人々が「なんだ、この人は」と思うと思います。おそらく日本人の考え方と国民性が少なからずそうしてしまっているのだと思います。なので、日本はまだまだ鎖国をしてしまっているのだと思います。私は、一概にこういった事は言えませんが、日本人のそういった部分が好きではありません。普段はそう思っている人でもカナダでもし質問されてもそうは思わないでしょう。なぜならば海外、またカナダはそういうところだと認識するからです。私はこういった1つの考え方にとらわれるのが 好きではないです。日本はもっと他の考え方や文化の違いを受け入れそれを日本で生かすべきだと思います。今のままでは受け入れているとは言い難いと私は思います。日本人はもっと自己主張すべきだし、個人をもっと尊重すべきです。
私がこう思うには理由があります。私はサッカーをしていてそのサッカーをする上で、自分を表現する事、個人を主張する事はなくてはならない事だからです。カナダではそれを英語で話さなくてはなりませんでした。最初は戸惑い、うまく自分を表現できなくて悔しい思いもして、チームメイトも思い通りに動いてもらえなくて、本当に苦労しました。ですが授業や日常で覚えた単語を使い、徐々にうまくはありませんが、表現、チームメイトに指示できるようになり、そうなってきてからは、英語を話すことに面白さ、やりがいを感じられるようになりました。その後からは、チームメイトも自分を認めてくれたのか自分にも指示をくれ、自分はどうしたらいいか、自分はこういうプレーがしたいと言ってきてくれるようになり、とても嬉しくなりました。結果やプレーで自分を表現することも重要ですが、言葉で伝えることも重要なことであると再確認できました。1 人の チームメイトが私に「お前は上手いけど、もっとゴールに貪欲になれ、ゴールが見えたらシュートを打て、そういうメンタル面が成長すればもっといい選手になれる。プロを目指せ、お前ならなれる。もしプロになったら両親の次にサインをくれ」と言われたときは少し鳥肌が立ってしまいました。こういうことをわざわざ異国から来た私に言ってくれるなんて思ってもいませんでした。私はこういうように人に向かって何かを伝えるのはあまり得意ではありません。ですがこうして感じて思ったことを行動で示し、それを見た誰かが何か感じたりしてくれればいいなと思っています。これからの大学生活で私がこの 3 か月間で体験したことを周りの人々をよりよくしていくために還元 できたらいいなと思っています。
この写真は毎週日曜日に一緒にプレーしたチームメイトたちです。最終的な結果は惜しくも準優 勝でしたが、それ以上に大切なものを私に見つけさせてくれました。SNS上で現在もやり取りしている大切な仲間たちです。本当にこの仲間たちのおかげで留学生活が充実したといっても過言ではないです。本当に感謝しかありません。