白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2015経営学部海外留学プログラム 
University of Victoria 私の異文化体験

―カナダの祝日とその起源について―

中川 由紀

私はカナダの祝日とその起源について、サンクスギビングデーとハロウィンを例に挙げて書こうと思う。

まずサンクスギビングデーについて、1620年ピルグリムスと呼ばれる人々は信仰の自由を求めてアメリカへ移り住んだ。彼らは先住民族であるネイティブアメリカンに、穀物の育て方や楓の樹の樹液のとり方を教わった。1年が過ぎた頃、それらの収穫に感謝するため祝宴を開いたのが起源である。

カナダではサンクスギビングデーは10月の第2週目の月曜日であり、私の家では七面鳥や、その中に入れるパンやクランベリーなどのスタッフィングと呼ばれるもの、それらにかけるクランベリーソースやグレービーソース、マッシュポテトやカリフラワーや、白いにんじんのようなパースニップという野菜がディナーとしてでた。この日はホストマザーの父親などを呼んでいつもより数人多い夕ご飯だった。

次にハロウィンについていくつかの起源があるので紹介する。

1つ目は2000年以上も前、今のアイルランドやイギリス、北フランスに住んでいたケルト人やヨーロッパの人々は、死んだ人の魂がハロウィンの日にこの世に訪れると信じていた。彼らは悪い魂を恐れていたため、幽霊や悪魔の仮装をして仲間だと思わせることができれば危害を加えられないのではないかと考えた。それが現在ハロウィンで仮装することの起源だと考えられている。

2つ目は1000年以上前、キリスト教会は11月1日を、信仰によって死んだ人々に栄誉を授ける聖なる日としてAll Hollowsと名付けた。この前日である10月31日をHallows Eveとし、それが後にHalloweenとなった。

伝統的なハロウィンはヨーロッパからアメリカへと伝わったものであるが、それらは少しづつ変わってきている。例えば、ヨーロッパではかぶでランタンを作ったが、アメリカではかぼちゃでを使う。この中にろうそくを入れたものが、ジャックオーランタンである。

最近では、ハロウィンは宗教的な祝日ではなく子供にとって楽しい1日となっている。子供たちは1000年前の人々がしていたような仮装をするが、その理由は、悪い魂に危害を加えられることを心配してではなく、家を訪れトリックオアトリートと言い、キャンディやチョコレートなどのお菓子をもらうからである。

ビクトリアではハロウィンの数週間ほど前から、週末にゾンビウォークやウィキッドビクトリアといった、 道路をゾンビや魔女などの仮装をした人々が歩き回るイベントが行われたり、ホストマザーも仮装をして出かけて行ったりしていた。そのため、ハロウィン当日は大人や子供に関係なく、様々な年齢の人々が様々な仮装をして出かけていくのかと思っていたけれど、実際は、ダウンタウンには何人か仮装した人がいるだけだった。ダウンタウンに行く途中のバスの中から、子供たちが家の周りに集まっているのを見かけた。大人はハロウィンまでの数週間を楽しみ、当日は子供が主体なのだと思った。

サンクスギビングデーは学校やほとんどの店が休みになる。日本ではほとんどの店が休みになる日はないということを伝えると、ホストマザーやドイツ人のステイメイトはとても驚いていた。日本では、私は祝日であってもその日がどのような日なのかよく考えずに普段と変わらず過ごしていたが、カナダの人は、祝日をひとつひとつ祝っていてとても素敵だと思った。私は日本でも祝日となっている意味をきちんと考えて生活していきたい。

▲ ハロウィンでの仮装