白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2015経営学部海外留学プログラム 
Bellevue College 私の異文化体験

―アメリカのスーパー―

吉澤 礼心

私はアメリカのスーパーについて調べてきた。大きく3つに分けて、なぜアメリカのスーパーは24時間営業なのか、どのスーパーの店内にもStarbucksがあること、最後に日本のスーパーとの違いについて調べてきた。それを調べるためにSafe Wayというスーパーを対象に約1週間朝と夜立ち寄った。

最初にアメリカのスーパーの24時間営業について述べる。まず私が調べたSafe WayではFactoriaという1つのモールの中にあり近くにもいくつかショッピングできるお店がある。歩いて5分のところにTarget という総合スーパーもある。また近くには高速道路が通ってあり車通りも多く場所としては良い立地条件である。ではなぜ24時間営業なのかというと多くの人が車を使うアメリカでは仕事まで車で出勤し遅くまで仕事をしているので仕事帰りにスーパーに寄り食料品を買っていく人が多く見られるからだ。また日本に比べると共働きが多いので家に帰って作る余裕がないので寄っていく人もいる理由の一つでもある。

次にスーパーの中にStarbucksが店内にあることについて述べる。アメリカのチェーンの喫茶店と言えばStarbucksである。日本でも人気のあるStarbucksはやはりアメリカでも老若男女問わず人気である。そのモールの中だけでも4つはある。Safe WayのStarbucksの朝はたくさんの人がコーヒーを買っていく。特に高齢者が多くみられる。しかし学生が少なく、その理由はそこのStarbucksはStarbucksのfree Wi-Fiが使えないためである。Starbucksのコーヒーを買っていく人は意外にも食料品を買っていかずStarbucksのコーヒーだけを買っていく人が多くだった。確かに買い物をして大きな袋を持ちながらコーヒーを飲むのは大変である。また調べた結果、Safe WayのStarbucksの店員は Safe Wayの社員ではなくStarbucksの社員であることが分かった。

最後に日本のスーパーとの違いについてだが、私は1年近くスーパーでアルバイトをしていて日本とアメリカのスーパーの違いがいくつか見られた。まず日本は24時間営業ではない。なぜならば日本ではコンビニエンスストアが近所にありとても便利であるためスーパーが24時間営業する必要がないからだ。アメリカにもコンビニエンスストアはあるがスーパーは安く品揃えが豊富なためコンビニエンスストアに寄る人が少ない。日本ではコンビニエンスストアの方が便利だと感じる人が多い。次にアメリカのスーパーは建物が日本と比べ大きくアメリカの品揃えの特徴の違いが見られた。例えば、日本の肉コーナーには牛、豚や鳥などの種類があり様々な大きさで売っているのに対して、アメリカは牛がほとんどで大きなブロックで売られている。しかしアメリカの方が価格が安く量があるのはアメリカのスーパーの特徴である。ではアメリカのスーパーの品揃えのことだが、例としてアメリカは牛乳とシリアルがとても人気である。牛乳とシリアルの種類はとても多く、多くの人に食される物に関しては品揃えが多い。日本では消費者に対応した商品を多く置きアメリカではよく食べられている食品に限定してその食品の種類を多く提供しているという違いがあった。他にもベルトコンベア式レジや野菜や果物の量り売りなどの違いもあった。私が最も違うと感じたことは、買う前から商品を開けてしまうことだ。例えば、子供が買う前からお菓子の袋を開けて食べてしまっている、また親が袋から出して子供に渡している。これは日本では考えられないことである。日本は子供がお菓子を食べたくても買うまで我慢させるのが常識である。

まとめとしてSafe Way を調べると、スーパーが24時間営業でも夜中に寄っていく人がいる、店内にStarbucksがあり学生よりは働いている人や年齢の高い人が買っていく。日本との違いは日本では食品をこまめに買いに行くのに対してアメリカではモノのサイズが大きいので一週間や一か月分をまとめて買うという違いが見えた。日本ではこまめに商品の陳列をしているがアメリカではそれが見られなかった。また、アメリカの代金の支払いは、小切手、クレジットカードまたはデビットカードが一般的でレジには小切手やクレジット伝票に記入するための筆記台と、読取装置がついている。これらの結果から日本とアメリカの文化の違いが見られた。

▲ ファクトリアのスーパー(Safe Way)