2014経営学部海外留学プログラム
私の異文化体験 Uvic
小林 樹奈
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2014経営学部海外留学プログラム
私の異文化体験 Uvic
小林 樹奈
私は留学中にたくさんの異文化を体験しました。その体験の中でも印象に残ったことが3つあります。
1つ目は、時間の使い方の違いです。今の日本の子供たちは、スマホやゲームセンターで多くの時間を過ごしています。しかし、カナダの若者たちは、読書をして多くの時間を過ごしていました。暗いバスの中でも本を読んでいる人を見て、本当に読書が好きなのだなと感じました。そして、現地の人々は、家族で過ごす時間をとても大事にしていました。私は、自宅でもスマホをいじっていて、家族との会話がそんなに多くはありません。そんな、スマホにとらわれ過ぎている自分が恥ずかしくなり、これから、スマホを使う時間を少し減らそうと思いました。そして、家族との会話をもっと増やしたいです。
2つ目は、食事の違いです。カナダでは、毎日朝食はシリアル、お昼はサンドイッチで夜は、2~3品がほとんどでした。日本なら朝からご飯、味噌汁に何かおかずが並び、バランスに気を使い献立を考えていますが、現地の人々は違いました。不足しているビタミンはビタミン剤を毎日飲んで補給していました。そのようなビタミン剤などの薬に頼らなくても、しっかりビタミンの取れる日本食の素晴らしさを改めて実感しました。
3つ目は、他国の学生の勉強に対する意欲の強さです。彼らは、授業中に少しでも疑問があれば自分が納得するまでとことん先生に質問します。彼らは、学習することにどこまでも貪欲でした。同世代の子たちと将来について話し合うことがありました。ほとんどの子たちが、最低でもあと4~5年は自分のために、自分の学びたいことを学習する予定だと話していました。常に就職のために何かを学んだり、活動したりする日本人の人生を「つまらない人生だ」と言い切られた時はショックを受けました。日本で生活していたら、当たり前のことが外国人にとっては当たり前ではないのだということを思い知らされました。さらにこのような外人と一緒に生活して、自分も何か本当に自分の学びたいことしっかり勉強したいと思うようになりました。彼らとは異なり大学卒業後にまた違う学校に入学して学ぶことは難しいですが、大学生の今なら勉強に時間を使うことは可能です。なので、自分から意欲的に授業に参加したいなと思います。さらに、遊ぶときは思いっきり遊び、勉強するときはしっかり勉強する、彼らのオンとオフの使い分けもすごいと感じました。逆に日本人が素晴らしいと感じる場面もありました。日本人には、協調性があります。これは、とても大事なことだと思います。グループで宿題の答え合わせをする際には、他国の生徒たちは、自分の答えが正しいと主張するだけで、相手の意見には耳を傾けようとはしません、なのでグループとしての答えはいつまで経っても決まりません。しかし、日本人は、しっかりと相手の意見を尊重して自分の答えを考え直すことができます。そんな日本人を誇りに思いました。
今回の留学生活を通して、いろいろな異文化を体験ました。世界にはいろいろな人種の人がいて、いろいろな異文化があります。これからもっといろいろな異文化を体験したいと思いました。そして、この留学をサポートしてくれた方々や両親に感謝したいです。