白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2014経営学部海外留学プログラム 
私の異文化体験 BC

―異文化生活で感じた事―

真仲 桃子

この留学プログラムを通して様々な異文化を体験することができました。三ヶ月海外で生活するのはもちろん初めてのことで、不安も多くありましたが有意義で貴重な体験をすることができました。

生活面については、私のホームステイ先はよく日本人の学生を受けいれていたこともあり、何不自由なく生活することができました。ホストファミリーが中国系の家庭だったので、食事に困ることはありませんでした。また、マザーが料理好きということもあり、毎日様々な国の料理を作ってくれました。初めて食べる食べ物も多く、日本では食わず嫌いが多かったのですが全てのものにチャレンジしました。また、日本食も作ってくれたので日本食が恋しくなることはありませんでした。一緒にたこ焼きやだて巻きを作ったりし、コミュニケーションをとることができました。ただ、中国系のファミリーだったので、英語のなまりが強く、着いた当初はなかなか聞き取ることができず、部屋に引きこもりがちになってしまいました。ですが、私に合わせて簡単な質問に変えてくれたので、私もファミリーとの時間を大切にしようと思い、食後2時間はファミリーとコミュニケーションをとるように心がけました。食事の時に文化の違いを感じました。私は家族が揃ってから食事を開始します。ですが、私のホストファミリーは勝手に食べ始めます。私は、皆でそろって食べるのが習慣化されていたので、とても不思議な感じがしました。家では、毎日のようにアメフトの試合を見ました。私は、家族みんなでシアトルのアメフトチームを応援する時間が大好きでした。点を決めたら大きな声で喜び合います。アメフトのルールを全く知りませんでしたが、ファザーが教えてくれて少しずつ理解できるようになりました。テレビによってさらにコミュニケーションをとることができました。

アメリカではコミュニケーションは言葉だけではないと感じました。私は家からバス停に行くまでに10分ほど歩くのですが、歩いている途中ですれ違うほとんどの人が微笑んでくれ、声をかけてくれました。最初は戸惑いもありましたが、素晴らしい文化だと私は思います。知らない人にも気軽に声をかけられるのは、日本ではなかなかないので新鮮でした。バスを待っている時も、犬を散歩しているおじさんと立ち話をしたりしたのもいい思い出です。

良い点もありますが、シアトルにはたくさんのホームレスがいました。日本ではなかなか目にしなかったこともあり最初は驚きました。さらに毎日ニュースで、発砲事件があったとの報道がされていました。このような事件を毎日聞くのはすごく悲しかったです。

学校生活では毎日が新鮮で充実した学校生活を送ることができました。授業は午後からなのですが、午前中にカフェテリアに行き宿題をしたりアメリカ人との会話を楽しみました。授業は15人くらいの少人数制だったので受けやすかったのと、自分のレベルにあった授業でした。クラスメイトは出身が様々で、授業により、他国の異文化を一斉に感じ取ることができました。中国人や台湾人は積極的で、どんどん発言していく姿勢を見ていると、だんだんと自ら発言できるようになりました。間違っていても気にしているのは自分だけで、クラスメイトも先生も笑い飛ばしてくれました。活動的なアメリカの授業が大好きです。また、先生もユニークで毎週金曜日はfood dayで先生がアメリカのフルーツや有名なお菓子をもってきてくれてみんなで食べます。このような授業は日本ではめったにないので驚きましたが、この授業によってさらにアメリカを感じました。また、宿題は毎日必ずありました。なので、毎日宿題をやるという基本的な習慣が身につきました。また、毎週金曜日にはジムを利用することができたので余裕があるときには、利用していました。また、学校内にサウナがあり、自由に使うことができたので驚きました。

何より、学校ではたくさんの他国の友達を作ることができました。ここでできた友達はかけがえのない財産であり、誇らしく思います。いつかまた会えることを心から願っています。

私は三ヶ月の間に大きなイベントを二つ体験できました。ハロウィーンとサンクスギビングデイです。ハロウィーン当日は先生も仮装してきてくれてクラスメイトにお菓子を配ったり、ダンスをしたりしていました。大人から子供まで行事を楽しんでいました。サンクスギビングデイは家でマザーがターキーを焼いてくれました。どの行事も大人から子供までみんな楽しんでいました。アメリカでこのようなイベントを体験できてよかったです。

この三ヶ月のアメリカ生活でたくさんの経験値を得ることができました。さらにアメリカの文化が大好きになりました。また、今まで以上に英語を継続して勉強していきたいと思うようになりました。ここで学んだこと、得た事を日本で生かしていきます。