白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2014経営学部海外留学プログラム 
私の異文化体験 BC

~3ヶ月のアメリカ生活を終えて~

小川 千尋

私はもともと海外で英語を勉強してみたいという気持ちがあったのでこのプログラムに参加しました。約3か月間のアメリカでの生活はとても充実したものでした。

私のホストファミリーはフィリピンで生まれてカナダで育ったお母さんと11歳の男の子とペットの犬でした。私のホストファミリーは私以外にも、以前に日本人の留学生を招いていたことがあるらしく生活面で困ることはほとんどありませんでした。とても優しい家族でマザーはいつも私に話かけてくれました。特に楽しかったのは夕食の家族団らんの時間です。毎回マザーがある題について話してくれて、それに対して息子くんと私が意見を言うというものでした。日本とアメリカの貿易の話、教育制度の話、数字(ラッキー、アンラッキー)の話、文化や仕事についてなどです。自分の意見を言うのは最初とても苦労しましたが、慣れてくるにつれてマザーの話や息子くんの話が理解できるようになり楽しさが増しました。

最初にとても心配していた食生活も困りませんでした。すべての料理がおいしかったので毎日太ることを心配していました。私が野菜を好きなことを伝えたら、それを気にして野菜を料理に多く取り入れてくれました。息子くんも積極的に私に話しかけてきてくれました。会話をしていて理解できない単語があった時も、宿題でわからないことがあった時もパソコンを使いながらたくさんの英語を教えてくれました。そしてBellevueに来て人の温かさを実感しました。みんなが優しくて、素敵だなと感じるときが多かったです。

私がいちばん驚いたことは、アメリカと日本の大学の授業の違いです。アメリカの大学はみんな積極的に自分の意見を発言します。クラスには中国、韓国、サウジアラビアなど様々な国の留学生がいたのですが、日本人がいちばん発言する回数が少ないと感じました。1クラス、15人~16人ぐらいの少人数制で先生はパソコンやプレゼンを使う授業がほとんどでした。宿題は毎日必ずあり、平日の夜は宿題に追われていました。授業は午後からだったので午前中は早く学校に行ってカフェテリアでいろんな国の人と交流することを心掛けていました。また、日本語を勉強しているアメリカ人に出会い、仲良くなってお互いの言葉を教えあうというとてもいい経験をしました。ホストファミリーだけでなく新しくできた友達もいろんな場所に連れて行ってくれました。これからもアメリカでできた友達と連絡をとり続けていきたいと思います。

アメリカに来て日本との違いを探すことも楽しみの1つでした。私の家の近くとは違って、日本、中国、ベトナム、韓国、メキシコ、などがありました。多国籍国家であることを改めて感じました。さらに、公共のバスが時間通りにバス停に来ることはまずありません。日本人と違って時間を気にする人は少なかったと思いました。日本にいるときには予想もしていなかったことがたくさんあって違いを見つけるたびに面白さを感じました。

もっとも嬉しかったことは、11月に入ってある日いきなり、ホストマザーに英語が前よりもだんだん良くなってきているねと言われた時です。たくさん私を気にかけてくれたホストマザーと息子くん、留学に行くときに支えてくださった両親、先生方、友達、皆さんにとても感謝しています。この3ヶ月間の留学経験を日本の生活に生かしていきたいと強く思いました。これからも英語の勉強を続けていきます。いつかまた、みんなに会いたいです。