白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

経営学部

海外留学プログラム

異文化体験報告書

2014経営学部海外留学プログラム 
私の異文化体験 BC

―海外生活で学んだこと・感じたこと―

大金 奏絵

私がこのプログラムに参加した理由は、海外ドラマや洋楽が大好きで、アメリカに興味があり、いつかアメリカで生活してみたいと憧れをもっていたからです。そして今回、そんなアメリカで留学する機会を与えてくださった方達に、とても感謝しています。初めて3か月生活してみて、アメリカについて学び、文化に触れ、そこに住んでいるさまざまな人と接することができ、とても良い経験をすることができました。

まずはホストファミリーについてです。わたしは、ホストマザーと2人で生活していました。マザーがクリスチャンだったため、毎週日曜日の午前中に教会へ行っていました。お祈りしたり、クリスチャンソングを聞いたり、牧師の話を聞いたりしました。牧師の話は聖書について1時間以上話すので、私にはよくわからず、正直辛かったです。しかし、教会ではさまざまなネイティブの方達と交流する機会を持つことができました。ご飯を食べる前には目をつぶって、マザーがお祈りをし、「アーメン」と言ってから必ず食べていました。ホストマザーはいろいろなところへ連れて行ってくれたり、宿題を教えてくれたり、とても良いマザーでした。食事はほとんどアメリカン料理がメインでした。私がラーメン好きな事を知って、ラーメンを作ってくれたのですが、やきそばの麺だったのでとてもびっくりしました。とても伸びてしまっていて、あの時はびっくりしたけど、今では笑い話です。

次に学校生活についてです。授業は、毎日午後からで、リーディング、グラマー、ライティング、スピーキング、リスニング、全てクラス分けがされており、自分に合ったレベルで授業を受けることができました。また、クラスメイトは中国、韓国、サウジアラビアなど、さまざまな国の人がおり、楽しく授業をうけることができました。全ての授業ではクラスの半分は中国人が占めており、中国の人口の多さを実感しました。授業風景は、私が今まで日本で受けてきた授業とは違い、クラスメイトがみんな積極的に発言しており、日本人は見習わなければいけないところだと思いました。その国独特の英語になまりがありました。特にベトナムの人の英語は本当に聞き取ることができず、とても苦戦しました。宿題も毎日でるので、毎日家で勉強をする習慣を身に着けることができました。午前中は授業がなかったのですが、早くから学校に行き、カフェテリアで日本の文化が好きなアメリカの人たちとお話しをしたり、遊んだりして過ごしました。この人たちは、日本語の授業を取っている人が多かったので、わたしは日本語を教え、相手は英語を教えてくれました。同じ世代の現地の人と交流できたことはとても良い経験になりました。

最後にアメリカで生活してみてビックリしたことです。一つ目は全てのバスがバリアフリーになっていたことです。車椅子の人や老人の人が簡単に乗り降りできるように、バスにはリフトのような機能がついていました。日本のバスにはついていないので、初めて見たときはびっくりしました。また、アメリカでは日本よりも車椅子に乗っている人がとても多かったです。二つ目は映画館についてです。日本の映画館では、エンドロールが終わってから帰る人が多いですが、アメリカではエンドロールが流れると、席を立って帰ってしまいます。そして、エンドロールが終わって周りを見渡すと、もうほとんど誰もいませんでした。

本当にこの留学プログラムに参加してよかったです。自分を見直すとてもいい機会になりました。そして、様々な国の人と友達になることができたことが、この留学生活で一番の収穫です。