メディア・コンテンツなどのコミュニケーションビジネス分野を研究する青﨑ゼミナールから、大学コンソーシアムとちぎ主催の「第21回学生&企業研究発表会」に3チームが出場しました。
「学生&企業研究発表会」は、学生による地域社会への提言・貢献や産学官連携の促進を目指し、大学コンソーシアムとちぎに加盟する18校の大学、大学院、高等専門学校が研究成果を競う大会です。本学からはこれまでに青﨑ゼミが積極的に参加し、優秀な成績を収めてきましたが、第21回大会では全43チーム中、青﨑ゼミの3チームがそれぞれ最優秀賞(知事賞)、栃木県産業振興センター理事長賞、株式会社ファーマーズ・フォレスト賞を受賞するという快挙を達成しました。
■最優秀賞(知事賞)
「アクションRPGゲーム風PR動画による観光客誘致」
ゲーム班〈 森田絢香 清水初菜 舘野朋恵 吉田大和 〉
この度、「第21回学生&企業研究発表会」において最優秀賞をいただき、大変光栄に思います。今大会が始まってから約半年間、チームの「好きな分野」を突き詰め、社会に貢献するという目標にひたむきに取り組んできました。初めての挑戦にあたりスタート当初はぎこちなさもありましたが、ミーティングを重ねるたびに団結力が増すのを実感しました。また、各所へのヒアリングを行い、見解を深めるとともに社会人基礎力を身につけられたと感じています。班全員が切磋琢磨してきたことで充実した研究活動ができ、大変貴重な経験をさせていただきました。幾度もアドバイスをいただいた先生や先輩方、PR動画作成にご協力いただいた栃木県の方々に感謝の気持ちを持ち、この経験を通じて学んだことを今後の活動に活かしていきたいです。
■栃木県産業振興センター理事長賞
「カプセルトイを用いたオーバーツーリズム対策の可能性 ~人と地域をつなぐSERENDIPITY~」
GACHA班〈 川松未愛 佐藤翔空 間彦美羽 安田瑞稀 〉
この度、このような賞を賜り誠に光栄に存じます。本研究を通じて、私たちは多くの貴重な経験をさせていただきました。交通渋滞という課題に対してカプセルトイを掛け合わせて解決するというテーマにおいて、論理的思考力を養うとともに、企業の皆様へのヒアリング取材を通じて、取材現場の感覚やビジネスマナーなど、社会人として求められるスキルを学生のうちに学ぶことができました。また、多くの方々のご支援のもと、一連の研究をやり遂げたことで大きな自信を得ることができ、今後の人生においても貴重な財産となると確信しております。ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
■株式会社ファーマーズ・フォレスト賞
「韓国人観光客誘客による栃木県活性化の可能性 〜韓国映像コンテンツと地域フィルムコミッションの新たなる挑戦~」
韓国班〈 関根咲優 藤田雅史 山田こころ 〉
この度、非常に光栄な賞をいただき、班一同感謝の気持ちでいっぱいです。約1年間の活動を通じて多くの実りある経験をさせていただきました。若者を中心に盛り上がりを見せている韓国映像コンテンツと地方のフィルムコミッションを掛け合わせ、インバウンド誘客による地域活性化を提言するというコンセプトで研究を進めてまいりました。研究活動を進める中で、数多くのヒアリングやディスカッション、プレゼンを通じて、一つの事を追求し続けることの厳しさ、そしてチームで一丸となり研究の質を高めていくことの面白さを実感しました。班の皆で取り組んできたことは決して無駄ではないと心から思えると同時に、自分たちの研究成果に自信と誇りを持つことできました。これらの経験を通じて視野が広がり、自己成長を班一同で実感しております。また、ここまで多大なるサポートをいただいた青﨑先生やヒアリングにご協力してくださった諸団体の皆様に改めて感謝申し上げます。
青﨑教授コメント
各チームは「自分たちが取り組むべき地域課題」と、それに対する「自分たちならではのアプローチ」という難題に正面から挑みました。数多くの壁やハードルにぶつかりながら、粘り強く情報収集、フィールドワーク、議論・分析を重ね、見事な研究成果に仕上げてくれました。最前線で活躍する専門家にも物怖じせずにヒアリングを行い、デジタルツールや対面会議を駆使し、素晴らしいチームワークを発揮してきた姿が頼もしく思います。こうした経験を糧にして、社会人生活でさらに大きく羽ばたいてもらいたいですし、後輩たちへの道標を示してくれることを心から期待しています。
最優秀賞に輝いたゲーム班
栃木県産業振興センター理事長賞を受賞したGACHA班
株式会社ファーマーズ・フォレスト賞を受賞した韓国班
青﨑教授(中央)と記念撮影
2024年12月14日付け 下野新聞
2024年12月26日付け 朝日新聞(デジタル版)
2024年12月26日付け 朝日新聞(栃木版)
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2024年11月30日 とちぎテレビ