岩﨑忠ゼミナール(法学部)が11月15日(土)に宇都宮市役所主催の「イノベーションmiyaユース会議」に出席し、ゼミ生13名が提案をしました。これは、子どもの権利などを掲げた「こども基本法」や「宮っこを守り・育てる都市宣言」の趣旨を踏まえ、宇都宮市の施策事業の充実を図ることを目的とした事業で、令和5年度より実施しているものです。毎年テーマを設定した上で、WEBアンケート調査や多様な子ども・若者への意見聴取、イノベーションmiyaユース会議等の取り組みを行っています。今回の会議は「どんな性別でも、夢に向かって自分らしく生き生きと活躍することができる社会にするには?」をテーマとして行われました。
有桝遥香さん(法学部3年)コメント
私たちのグループは「生理休暇」や「性差別」への対策について発表しました。意見交換をする中で、男女での感覚の違いや、共有しなければ気づけなかった点が多くあり、多様な視点を持つことの大切さを強く感じました。
この会議には小学生や中学生も参加しており、私たちとは全く異なる視点からの提案に驚きました。子どもならではの柔軟な発想の重要性を実感するとともに、そうした意見も積極的に取り入れようとする宇都宮市の姿勢に深い関心を抱きました。今回の参加を通して得られた学びを、今後のゼミ活動にも活かしたいと思います。
山崎直輝さん(法学部3年)コメント
私たちは性差別について話し合いました。「母=専業主婦」という固定概念も性差別の一つと捉え、このような考え方を助長しているものとして「寡婦年金制度」に着目しました。これは母が専業主婦の場合には寡婦年金の受給が可能だが、父が専業主夫の場合は受給ができないという「母=専業主婦」を前提としたもので、現代には合っていないといえます。この現状を若者に知ってもらうことと、寡婦年金制度のような法律の改正などを訴えていきたいです。今回の会議は、ゼミで計画している佐野市への提案「男性の子育て支援」に繋がる点も多くありました。今回の経験を活かし、提案内容をブラッシュアップしていきたいと思います。

市担当者と討議するゼミ生たち

提案を発表するゼミ生
写真提供:宇都宮市役所












