10月4日(土)に、小山市桑市民交流センターで「絵本フェスタ」が学生有志によって行われました。昨年に続き、本年は2回目の開催となりました。このイベントは小山市教育委員会の後援を受け、保育ボランティアサークル「かもめの会」(顧問:浅木尚実教育学部教授)と幼児教育・保育コースの2つのゼミ(長﨑結美ゼミ、山路千華ゼミ)の学生たちが企画・運営し、地域の子育て支援の一環として、親子とのふれあいを体験する目的で実施しています。
当日は、絵本の読み聞かせブースの他、リサイクルおもちゃづくり、とちぎの木で楽器づくりなどのものづくりコーナーや、輪投げ・ボーリングなどの遊びコーナー、小山市の若手保育士による「きんぎょがにげた」ブースなど、たくさんの親子体験の企画が展開され、どのコーナーも大盛況でした。木育コンサート、オペレッタ「ビクビクウサギ」、パネルシアター「ぽかぽかなてぶくろ」などのステージ発表では、絵本の世界からの多様な展開を演者と観客一体となって楽しむ姿が見られました。
来場者数は、0歳から9歳までの子どもたちとその保護者などで150人を超え、学生たちも充実した一日となりました。また、昨年に引き続きご参加いただいた小山市公立園の若手保育士の先生方には積極的にご来場をお声掛けいただき、大盛況のイベントとなりました。
浅木尚実教授 コメント
昨年に引き続き、学生による企画運営で「絵本フェスタ2025」が実現しました。
一年前の反省を踏まえて、集客の仕方やプログラムの立て方等、改善できたと思います。
午後からは雨が降る悪天候でしたが、午前午後のリピーターも多く、0歳から年長さんまで、親子で楽しんでいただけました。アンケートでは、絵本が大好きな家族が多く、絵本読みが日常のルーティンになってくだされば、開催の意義も大きかったと思います。
学生たちが始まりの緊張した表情から、どんどん自信に満ちた顔つきで対応していった事が何より嬉しい変化です。この経験が彼らの糧になってくれる事を願っています。
長﨑結美講師 コメント
地域の子どもたちと直接触れ合う貴重な機会として、学生たちは連日遅くまで制作や演奏練習などの準備に励み、本番の日を迎えました。当日は予想を上回る多くのお客様にお越しいただき、会場には晴れやかな笑顔と明るい声があふれる、幸せな時間が流れました。
終演後、学生からは、普段とは異なる環境で学ぶことの意義や、仲間と協力してイベントを成功させた達成感など、多くの感想が寄せられました。「100回の練習より1回の本番」という言葉がありますが、今回の経験を通して見せた学生の成長は、まさに目を見張るものがありました。
この「絵本フェスタ」での学びを糧に、学生たちが将来、人と人との温かなつながりを大切にできる保育者・教員へと成長していくことを心より願っています。

とちぎの木を使った楽器を手作りしました

パネルシアター「ぽかぽかなてぶくろ」では愉快な絵本の仲間たちが勢ぞろい

コンサートでは自分で作った楽器を鳴らして合奏しました












