8月4日（月）、法学部の岩﨑忠ゼミナールは、今年度の研究テーマである「子ども政策」の一環として、栃木県宇都宮市においてフィールドワークを実施しました。調査は宇都宮市役所にて行われ、行政担当者による施策説明を受けました。

事前準備として、同ゼミ生は各自の関心に基づき調査項目を設定し、質問事項として整理・送付したうえで、当日はその内容に即した説明および質疑応答が行われました。市側からは、子育て支援政策の全体像、施策の理念と運用実態、さらに近年の政策的課題について、具体的かつ体系的な情報提供がなされました。

また、LRT（次世代型路面電車）に乗車し、都市空間における公共交通インフラと地域資源の実地観察も併せて行われました。

今後も、他自治体のフィールドワークを予定しており、比較検討を通じてより多角的な理解を目指します。

主な調査項目（学生からの質問より抜粋）

〇2024年度「共働き子育てしやすい街ランキング（総合編）」において、宇都宮市が全国第2位に選出された要因

〇病児保育制度の現状と課題

〇男性の育児参加を促進するための支援施策

〇「子育てタクシー」の運用実態と制度的課題

〇こども食堂に対する自治体による支援の枠組み

〇ヤングケアラー、不登校、虐待等に関する特別支援の必要な子ども・家庭への行政的対応

宇都宮市役所で行われた質疑応答