小笠原ゼミで経営学部3年の飯田翔さん、長尾若夏さん、同2年生の栗川大地さんが環境省主催の「福島、その先の環境へ。」ツアー2024(10月25日~27日開催)に参加しました。
このツアーは環境省が進める福島再生、未来志向プロジェクトの一環で、全国の若者たちに福島の"今”、3.11からの復興状況や残された課題を知ってもらうことを目的としたもので、選考を経て本学からは3名が選出されました。
「環境再生×まちづくり/DEEP DIVE in OKUMA」に参加した飯田さんの感想
東日本大震災から13年が経過した現在、どんなまちづくりが行われているのか興味がありました。ツアーが行われた大熊町は町外への避難を余儀なくされるほどの被害を受けましたが、現在は復興が進み、廃校を活用した「インキュベーションセンター」が核となってキウイ畑の再生など新たな挑戦が生まれていることが分かりました。震災の歴史を継承しながら未来を考えることが大切だと思います。
「環境再生×新産業・新技術/Tech Shima」に参加した長尾さんの感想
復興の中で新エネルギーや技術がどのように活用されるのか学びたいと思いました。参加して感じたのは、地域による復興の格差です。水素エネルギーの研究施設がつくられ、企業誘致も進む地域がある一方で、帰宅困難区域も残っている。どちらも現実として受け止め、これからを考えていく必要があると思います。他県の学生や社会人の方とお話しする中で、福島や震災について多くの新たな気づきがあり、とても良い経験になりました。
「環境再生×新産業・新技術/Life Cycle Assessment ツアー」に参加した栗川さんの感想
水素エネルギーやバイオレジンの施設見学では、世界を変え得る新技術の開発の様子を知ることができました。2045年までに処分が必要な除去土壌問題は、隣の栃木県で暮らす私たちにとって決して他人事ではないと思います。福島の現状について、私たちは正しい知識と当事者意識を持って考え続ける必要があると思います。
環境省HP「福島、その先の環境へ。ツアー」

参加した飯田さん、長尾さん、栗川さん

遠方から見た福島第一原発

被災した水産振興公社