3月24日、大行寺キャンパスにおいて「HAKUOH DANCE CONTEST」と「KAMOME CUP 体操競技大会」を開催しました。これは本学のダンス部や体操競技部が週1回程度、本学の施設で指導している子どもたちの発表の場を設けるとともに、競技人口の裾野を広げることを目的とした大会です。日頃大学で指導を受けていない子どもたちも加わり、幼児から小学生を中心に栃木、群馬、茨城、福島などからダンスに約250名、体操競技には約100名が参加しました。
大会の運営にあたっては、現役の部員のほか栃木県内外で教員として働くOB・OGも審判や実行委員などとして加わり、大会を盛り上げました。
また株式会社ニップン様のご協力の下、SDGs・フードロス削減企画として提供された食品などが参加者全員に配布されました。
ダンスを統括した 内山須美子 教授(教育学部)コメント
HAKUOH DANCE CONTEST のねらいはふたつあります。
ひとつ目は「自己肯定感を高めてほしい」ということです。パフォーマンスが終わる度に大きな歓声が上がり、たくさんの拍手が起こります。自分の日頃の努力に向けて「いいねマーク」がたくさん飛んでくるこの経験は、子ども達の大きな自信になるはずです。
ねらいのふたつ目は「共感力を育んでほしい」ということです。競い合う以上、必ず負けることもあり悔しい思いを経験します。勝ったり負けたりする中で、負けた相手の気持ちが理解できる経験は、子ども達に「思い遣り」という財産をもたらします。閉会式での優勝、準優勝の発表後、互いの健闘を称え合う姿が見られたのは、その証拠でもあるでしょう。
子ども達が「自分は素敵な存在だ」と自信を持ち、お互いに「みんな素敵な存在だ」と認め合うことができるような舞台を、これからも提供していきたいと思います。
体操競技を統括した 濱﨑裕介 准教授(教育学部)コメント
KAMOME CUPは、練習が週1回でも幼児から小学生まで気軽に参加できる試合として開催しています。学校の器械運動レベルで演技が構成されているため、高得点を取りやすくしています。また、得点結果による表彰だけでなく特別賞(例えば元気な挨拶や応援ができていた選手に「元気玉賞」)を用意するなど、参加する子どもたちのやる気につながるように様々な教育的工夫を施しています。
「子どもたちの笑顔のために」というモットーを掲げ、今年も本学体操競技部員と卒業生が一丸となり大会を盛り上げました。子どもたちの笑顔が私たちの活動の原動力です。教育学部で育まれた、人と関わり、その笑顔のために動くという情熱がこのKAMOME CUPを特別なものにしています。
学生たちにとってはこの大会が実践的なスキルとリーダーシップを養う機会にもなったと感じます。現役学生が卒業生とも協力して大会を成功させたことは本学のコミュニティにとって大きな誇りでもあります。この結束を生かして、さらに素晴らしい大会を作り上げていきたいと思います。
ダンス室で行われた「HAKUOH DANCE CONTEST」
第一体育館で行われた「KAMOME CUP」
ダンスと体操合同で実施された閉会式
参加賞として配られた記念品など
参加者に配布されたリーフレット