小笠原ゼミで経営学部3年の菊池紫織さん、星春奈さんが環境省主催の「福島、その先の環境へ。ツアー2023」(9/1~9/3開催)に参加しました。
このツアーは環境省が進める福島再生、未来志向プロジェクトの一環で、全国の若者たちに福島の"今”、3.11からの復興状況や残された課題を知ってもらうことを目的としたもので、選考を経て本学からは2名が選出されました。6つのツアーの中から菊池さんは「環境再生×地域・まちづくり/『Alcohol Fukushima』」、星さんは「環境再生×地域・まちづくり/『地域の声に寄り添う』」にそれぞれ取り組みました。ツアーでは「中間貯蔵施設」や「東日本大震災・原子力災害伝承館」などを訪問。最後に座談会が行われ、「今の福島について若者に伝えたいこと」をテーマに議論しました。
【菊池紫織さんのコメント】
震災や原発事故があってから12年が経った今、本当の状況を知ることができる良い機会だと考え参加を決めました。
どの施設でもお話を聞いた時、復興のためというのはもちろんのこと、福島の美味しい食べ物や魅力を震災前以上に発信し次の世代にもつなげたいという強い思いや、震災から環境だけではなく地域の人々も前向きに進んでいることが伝わり強く印象に残りました。この2日間で他大学の方や社会人の方、環境省の方などと交流できたことも良い経験になりました。福島の魅力や美味しいものを実際に体験でき、またメディアの情報だけでは分からない、今の福島の環境や人々の暮らしを見てみることでまだ多くの人が持っているであろう、ツアー参加前の私が持っていたような福島へのイメージが変わるはずです。そして今も残る福島の環境や社会の問題を前向きに考えられるようになると私は考えています。
【星春奈さんのコメント】
私自身福島県出身ではあるものの直接被害を受けた地域ではなく、被災地のことを詳しく知らなかったため参加しました。
参加した菊池さん(左)と星さん(右)
星さんが訪問した双葉町南小学校の様子
星さんが天神岬スポーツ公園から撮影した楢葉町