白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

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小笠原ゼミが成果発表会を実施

2023/08/02

 経営学部の小笠原伸ゼミナールが成果発表会を7月21日(金)に実施しました。今回は「ポストコロナにおける都市の場づくりと交流」と題し、今後の都市戦略に必要な方策をゼミナールⅡの学生(4年生)が提案しました。


菊地翔太 さん(経営学部4年)コメント

 成果発表会を終え、達成感と共に準備の大切さを感じています。発表までの約4ヶ月間、試行錯誤しながら議論を重ね、作ってきた成果を出し切れたことは大きな自信になりました。準備やヒアリングの段階から、地域活性化・地方創生が簡単ではないことを理解していましたが、今回お越しいただいたNPOや地域自治体の方々から意見をいただき、改めてその難しさを痛感しました。お忙しい中ご協力いただきました各自治体の方々、誠にありがとうございました。


稲沢梓 さん(経営学部4年)コメント

 発表会準備にあたり、答えのない課題に直面し意見が衝突することもありました。多様な意見を集約していくのは大変でしたが、多様だからこそ議論が深まり、質の高い発表につながったと思います。地域社会に携わる方々から意見をいただき、私たちが考える「交流と場づくり」を地方都市で実現するには多くの課題があると再確認しました。地域を持続させるためには、その地域の特性やニーズに合った交流の場を整えていくことが大切だと実感しています。


小笠原伸教授 コメント

 都市戦略を研究する小笠原ゼミナールにて学生は3年次で社会をめぐるデータや構造、その文化や多様性を対話の中で学び、都市を見つめる視点を醸成してゆきます。それらを基礎として、4年次では自分らの問題意識や興味関心から都市の魅力や課題について取り組む機会を設けています。それが「成果発表会」で、今年はコロナ禍で時計の針を大きく進めてしまった地方都市の困難や衰退をどう乗り越えて行けるかを社会課題としてクローズアップし、ポストコロナで都市における交流やその場づくりがどう変化するかを調査検討しました。

 都市の可能性を広げてゆく交流機能について、ただ場所として設けるだけでなくソーシャルキャピタルや創造都市などの観点からさまざまな工夫を行いソフト化の取り組みを進めるなどが必要であることがわかったのは成果であり、学生のこれからの研究活動にも大きく貢献することと思っています。

 今回調査やヒアリングでご協力いただいた皆様、当日参加依頼を申し上げ会場にて学生への厳しくも温かいご助言やご指摘をいただいた日頃より関係ある市役所やNPOの方々、そしてゼミナール卒業生には感謝いたします。引き続いて小笠原ゼミナールとして研究成果を蓄積してゆくとともに地域社会への問題意識を高く持つ若者を社会に送り出してゆけるよう研究活動を継続してまいります。


概要を説明する菊地さん


「道の駅・図書館」チームの発表


発表を終えて笑顔のゼミ生と小笠原教授

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