教育学部の齋藤正憲ゼミナールは、「地域共創と人文知:まち・ひとづくりに関する新しい価値の創造」をテーマに栃木ゴールデンブレーブスとの共同研究に着手し、「地域共創センター(共同研究室)」を設置しました。2021年12月20日付で、栃木県民球団内に設置された同センターは、産学連携に基づく取り組みの拠点として、将来的に産官学民連携のプロジェクトへと押し上げることを構想しています。
齋藤正憲准教授のコメント
コロナ禍において、学生たちは思い悩み、苦しんできました。確かに、オンライン授業によってさまざまな理論を学習する機会は与えられました。でも、仲間や先輩、教員と熱い議論を戦わせ、主体的に研究に取り組むという経験を著しく欠いてしまった事実は否めません。いわゆる「Z世代」の彼ら/彼女らは、with/afterコロナの未来を 構想し、創造するべき主体であり、生身の人間と真摯に向き合うような、より実践的な研究に触れる必要があるの です。地域共創センターは「地域共創と人文知」をテーマとし、「新しい価値」の創造に挑む所存です。コロナのせい でまだ眠ったままのフレッシュな発想を掘り起こすことができたなら、それは、地域活性化に向けたささやかな、でも、確かな胎動になると信じて疑いません。
【活動について】
・研究員は、球団と共同で地域共創に関する様々なプロジェクトを推進する。
・研究員は定期的にプロジェクトの進捗状況を報告し、その状況を地域共創センターおよび齋藤ゼミで共有する。
・地域共創センターは、機関紙『ともに、つくる。』を年度末に発行し、同機関紙に研究の進捗状況をレポートする。など
栃木県民球団の江部社長(左)と齋藤准教授