白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

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小笠原ゼミ(経営学部)が結城市の商品開発に協力

2021/10/13

 小笠原伸ゼミナール(都市戦略研究・地方創生)が10月12日、結城市の地産地消プロジェクトの中で開発中の商品候補についての意見交換会を行いました。

 同市担当者によるプロジェクトの説明の後、特産品のかぼちゃ等を使った商品の試食を経てゼミ生全員が率直なコメントを述べ、味付けのほかパッケージやマーケティングなど幅広い意見が挙がりました。

 この取り組みは2016年に締結した包括連携協定に基づくもので、同市の発展に貢献すると共に本学生の実践的な学びを得ることを目的としています。


渡部梨瑚さん(経営学部3年)のコメント

 結城市がこれまで行ってきた取り組みや東京圏だからこその問題点も教えていただき、現状を掴みながら試食を行うことができました。東北出身である私にとって、関東に所在することは1つの強みであると考えていた部分がありましたが、東京に近いからこその課題があることに驚きました。やはりそれぞれの地域には、千差万別の課題が存在しており、どのように地域に合った打開策を打ち立てていくかが求められているのだということを直に感じることができる貴重な機会となりました。ひと言に地域資源を活用すると言っても、すぐに地域を活性化できる簡単なものではないという厳しい現実も知ることができました。地域について学ぶゼミナールに参加している私たちにとって、大変勉強になる時間となりました。私たちに意見を出す場を与えてくださった結城市の方をはじめとした、まちのために動いている方々の事業に関わらせていただき、本当にありがとうございました。


高松将太さん(経営学部3年)のコメント

 試食前には商品開発に込められた経緯や思いを伝えていただき、大学生活だけでは学ぶことができないリアルを知りました。結城市の皆様におかれましても、私たちの意見を真摯に受け止めてくださり、そのお姿から非常に強い地域への思いを感じ取りました。地産地消の問題はどの地域においても喫緊の課題であり、これから私たちがゼミナール活動を通して、自分たちなりのアプローチを考えていく必要があります。その折、地産地消のプロジェクトに関与させていただき、大変貴重な機会となりました。今回学ばせていただいたこと、感じ取ったことを胸に、今後もより精進してまいります。誠にありがとうございました。


小笠原教授のコメント

 結城市の地域資源活用の一環での地産地消プロジェクトの商品企画に白鴎大学小笠原ゼミ学生が関わる機会を頂戴し、関係の皆様には感謝申し上げたく思います。大学生が地域の動向や課題について学ぶことができるというのは大学と自治体との連携で得られる貴重な機会であり、結城の地元の野菜と大学生との接点が結城市の新しい価値創出につながりネットワークを構築することができれば担当教員としては喜ばしいと考えます。今後とも同様の取り組みを続けてゆけることを期待しています。


地方自治体のリアルな話を聴ける貴重な機会となった


同市特産の「きぬ名栗かぼちゃ」を使ったサンプルを手にとるゼミ生


改善案を提示する高松さん


小笠原伸研究室webサイト

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