白鴎大学 HAKUOH UNIVERSITY

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卒業生の刑務官が授業で思いを伝える

2021/07/15

 7月14日(水)の「刑事法概論」の授業で、栃木刑務所の調査官である深澤豊さんと、2020年度卒業生で刑務官の芹沢良子さんにゲストスピーカーとしてお話しいただきました。


 刑務官の役割や栃木刑務所の現状など、学生にとって現場の話を直接聞くことができる貴重な機会となりました。栃木刑務所の受刑者の年齢層が高くなってきているなど現状を知り、学生たちは真剣な眼差しで耳を傾けていました。


 芹沢さんは「大学のゼミで学んだことが今とても役に立っている。女性だからということで刑務官になることを諦める人が多いが、1段1段ステップアップできるカリキュラムなので安心して目指してほしい」と学生にメッセージを伝えました。また、高齢の受刑者が増えている現状を踏まえ、「一人一人に合った処遇をできるような多様性を身につけていきたい」と今後の刑務官としての抱負をお話しくださいました。


 法学部では、学生が自ら将来について考えたり、法律のあり方を身近に感じられるよう、さまざまな取り組みを進めています。『キャリア支援講座-日本の法的な職業-』では実務経験者を招いて、講義が行われています。法的な知識が役立つ職業にはどんな分野があり、そこで活躍されている方々は日々どのように仕事をしているのか、具体的なイメージをもつことができる実践的講座です。また、『法職演習』は、行政書士、法学検定試験など、法律の専門職に就くための資格試験や、公務員試験などをめざす学生を対象に受験準備を行うための講座で、「公法」「私法」などの科目が開講されています。


                      刑務官について話をする卒業生の芹沢さん


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