民事法を専門とする河野泰義ゼミナールが12月15日、本キャンパスの法廷教室で民事模擬裁判を行いました。
今回は貸金請求事件をテーマにした民事模擬裁判。仲の良い近所住まいの2人の間で貸金の契約を行うも、人間関係のこじれから貸金の返済がうやむやとなり、貸金額がいくらであるかが争点となりました。
河野教授は「貸金額が2000万円か1000万円かという一見単純な紛争でしたが、その真相を解明することは意外に難しいと感じられたでしょう。本学法科大学院OBである弁護士の熱心な指導の下、裁判官や弁護士など、それぞれが役を演じきり、エキサイティングな模擬裁判が展開できたと思います」と、9ヶ月間かけて準備してきた学生たちを評価しました。
ゼミ長の鶴牧丈太郎さん(3年)の感想
「シナリオはあったものの、判決までの流れは読めない展開で、本番さながらの緊張感がありました。弁護士として活躍されている先輩方のご指導もあり、ただ裁判の一員として役をこなすのではなく、主体性を持って取り組むことができました。白熱した答弁と納得のいく判決だったと思います。この経験を今後の糧にしていきたいです。」
勝訴を掲げる原告代理人役の学生
関係者一同で記念撮影