茶道部茶楽が、8月27日(日)に東キャンパス白鴎ホールで開催された「茶の湯文化にふれる市民講座」呈茶席でお点前を行いました。
この講座は、茶の湯文化を身近に感じてもらおうと、表千家同門会が地元メディアや教育委員会等の協力を得て全国で開講しているものです。今回は千里金蘭大学名誉教授生形貴重氏が「千宗旦の侘び茶復興と三千家の成立」と題した講演をされました。講演会の開会前後には表千家同門会栃木県支部による呈茶席が用意され、茶道部員はお運びやお点前をさせていただき、約500名の来場者を前に日々の稽古の成果を発揮しました。
茶道部はお花見茶会や七夕茶会など、季節に合わせたお茶会のほか、オープンキャンパスや白鴎祭でも茶席を設けています。また、学外では茶道体験教室等を開催し子供から大人まで多くの方にお茶に親しんでもらえるよう活動しています。
「これほどのお客様を前にお点前をしたことは初めてのことで、正直なところ大変緊張しましたが、若者らしい生き生きとしたお点前ができたと思います。このような機会をご用意してくださった皆様に深く御礼を申し上げます。今後の抱負は、さらに茶道を学んで日常生活への糧としていくことです。私の茶道に対する観念は、単に点前の技能を学ぶのではなく、精神性を養い社会に奉仕することです。そのためには点前のみの稽古を重視するのでなく、部員みんなが心地よく、かつ活発に活動できる部の運営や、話し合いなどを大切にし、それら日々の活動から自己を磨き、精神性を養うことも重要であると私は考えます。今後も茶の湯への学びの姿勢を維持していこうと思います」 湯浅 玲 (茶道部副部長・法学部3年)
お茶を点てる茶道部の湯浅さん
茶道部茶楽の学生たち