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PRESIDENT OF HAKUOH UNIVERSITY

MESSAGE 9

2016年度入学式学長式辞

2016年度入学式学長式辞

2016年度入学式 学長式辞

白鷗大学 学長

奥島孝康


新入生諸君、白鷗大学へようこそ。心から歓迎いたします。

ご家族のみなさま、おめでとうございます。

長年慈しみ育てられたお子様たちの今日の晴れ姿をご覧になって、さぞかしご満足のことでしょう。

重ねてお祝い申し上げます。


ところで、新入生諸君、諸君がこれまで学んでこられた初等中等教育は、人類5千年の歴史を効率よく追体験するものであります。

しかし、高等教育、つまり大学での教育は、「ベターワールド」を創るための、いわば未来を創造するプロジェクトへの参加するための準備期間ともいうべき4年間なのです。

もっと大げさに言えば、諸君は社会人としてこれからの歴史を創る役割を担うために大学で学ぶのです。

しっかり学び、生涯の師と生涯の友をつくり、スポーツにクラブ活動に大いに汗をかいてください。


本学のモットー「プルス・ウルトラ」(さらに向こうへ)とは、大学のあり方を示しているのです。

本学の初代学長上岡一嘉先生は、校名であるカモメ(白鷗)のように、優美で品性に優れ、悠々と大空を舞うような力強い若者の育成を目指して、

この「白鷗」という校名と「プルス・ウルトラ」というモットーを制定されたのです。

本学の建学の理念のすべてを余すことなく表現するすばらしい校名とモットーです。


坂東武者を育んだこの関東平野の広々とした大地と環境で青春を謳歌し、本学の目指す「プルス・ウルトラ」の精神を身につけ、郷土の発展を担い、世界に羽ばたくたくましい若者に育ってほしいものです。

私たちも、そのための教育に全力を尽します。


とはいえ、現代社会はまことに複雑怪奇です。この世界で生きることすら容易なことではありません。

しかし、だからこそ、大局観と行動力を身につける本当のリベラル・アーツ教育が重要なのです。

本学の目指す自由でのびのびとした教育こそが、この混沌をきわめる世界を生き抜く力を諸君に与えることができるのです。


さあ、もう諸君は今日から大学生です。大学生としての自覚は読書から始めましょう。

人間は、残念ながら一度しか人生を体験することができません。

しかし、読書によって人生を何度も体験することが可能なのです。

たくさんの本を読んで他人の人生を追体験し、諸君の人生をしっかり設計してください。


諸君のご健闘を切に祈り、式辞といたします。